蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

ALR Jordan Entry Sの仕様と音質

ALR Jordanのスピーカー「Entry S」を鳴らし始めてから2ヵ月強が経過し、ほぼその本領が発揮されるようになったと思うので、ここで本機の仕様および音質の印象をご紹介したい。先ず、仕様について言うと、過去の記事「スピーカー ALR Jordan Entry S」にも書…

再び積雪・真冬日

今朝目が覚めた時、何となく辺りにひっそりとした気配が満ちていた。ああ、またか―と思いながらカーテンを開けると、やはり景色は雪化粧していた。まだ白一色に包まれるほどではないけれども、山の様子を見ても、三日前よりはやや厚く装った印象だ…

チリの地震 ハインリヒ・フォン・クライスト(著)

1777年に生まれ、1811年に自ら拳銃で命を絶ったハインリヒ・フォン・クライストの生涯は、かのゲーテ(1749-1832年)のそれにすっぽりと包まれている。そして、そのゲーテらによって展開された疾風怒濤が落ち着きを見せ、変わってロマン主義の燦然たる曙光がさ…

そして誰もいなくなった アガサ・クリスティ(著)

1939年に発表された「そして誰もいなくなった」は、アガサ・クリスティの数ある推理小説の中でも最も有名な作品の一つに違いない。その一方、我が国で編まれたこのジャンルの代表的選集ともいえる、「世界推理小説大系」「世界名作推理小説大系」「世界推理…

積雪・ほとんど真冬日

月曜日の雨の後、気温がぐッと下がった。その降水と気温低下が重なる時間帯があったのだろう、昨日火曜日の朝にも、また蓼科山の白くなった姿が見られた。日が沈むと気温はさらに下降し、氷点下4℃台を推移したため、この冬初めて凍結防止帯を使用。深更には…

集英社 中国の詩人―その詩と生涯 第2巻 陶淵明(とうえんめい)―隠逸詩人

集英社が1982年から翌年にかけて出版した「中国の詩人――その詩と生涯」は、副題が示す通り、詩そのものに焦点を当てるより、詩文を大きな拠り所としてその作者の生涯・人物像を明らかにすることに主眼を置いた選集と言えよう。全12巻には、李白・杜甫をはじ…

ホームタンクのメンテナンス(塗装)

前記事でご紹介したストレーナーの部材交換を計画した際、ホームタンクに局所的な錆の見られることに気付いた。タンクは家の裏手に設置してあるため、外観を気にする必要はないのだが、錆の出ている「局所」というのが、ストレーナーへのパイプの根本、およ…

ホームタンク・ストレーナーのフィルター交換

今年の夏頃、屋外に設置してあるオイルタンクのストレーナー―灯油を濾過して異物を除去する装置―のカップに湿りが見られ、その直下の地面も周囲と色が相違していることに気付いた。季節が季節だけに、当初はカップ表面に結露が生じ、それが地面へ滴ったもの…

JBL Stage A120での異音

ふらっと立ち寄った中古CDショップで、一枚買った。自分の聴きたい楽曲は既にほとんど所有していると思っているので、CDの入手自体久しぶりのことだが、さらに実店舗での購入となると、この前がいつだったかさえ記憶に残っていない出来事である。今般新たに…

ブレーキキャリパーの固着、オーバーホール

車検のため車をディーラーへ出した。基本的に車は道具と考えている(そしてその観点で大切にしている)ので、車内のクリーニングや消臭といったオプションの提案はすべて辞退しているが、車検の合否に関わることとなるとそうはいかないわけで、そのような問題…

SONY製RC-S380でマイナポータルへ(利用者登録・ログイン)

マイナンバーカードの作成、さらに健康保険証・銀行口座への紐付けをすると、それぞれポイントが得られる―とのニュースが世を賑わせている。個人的に、入ってくるもののほとんどない現状では、貰えるものは貰っておこうという気持ちがあるのは否めない。それ…

初雪・寒い一日

三日前、火曜日の雨は、蓼科山の上には雪となって降り、頂上部をまた白く染めた。それが止んだ後は冷たい風が二日間吹き荒び、最後まで枝にしがみついていた落葉松の葉をすっかり落としてしまった。そして今朝、起きてカーテンを開けると、暗い空からちらち…

TEAC TD-X300iの問題――発生と解決

AIYIMAの真空管プリアンプと繋いでいるTEAC TD-X300iで音楽を再生したところ、いつもと同じボリュームレベルにしているのに音がかなり小さい。一瞬、おや?と思った直後、その理由はすぐにわかった。右のスピーカーが鳴っていないのである。初め、前例のある…

枯葉

時折強く吹く風にはらはらと落ち葉が降る…

粧いから眠りへ

例年に比べ、この時季にしては気温の高い状態が相変わらず続いてはいるものの、日中も10℃を超えることはほとんどなくなり、夜間には0℃近くまで下がって時折氷点も割り込むようになってきた。山の様子も、秋の粧いを仕舞い…

超生命ヴァイトン エリック・フランク・ラッセル(著)

エリック・フランク・ラッセル(Eric Frank Russell)という名を聞いて、すぐにその作品が頭に浮かぶ人は、我が国においては決して多くないだろう。実は私も、今般、1964年に早川書房から発行された新書版二段組の本で、「超生命ヴァイトン(Sinister Barrier)…

TANNOY(タンノイ)・Revealの仕様と音質

この夏、中古で入手したものの、当初は思ったように鳴ってくれなかったTANNOY(タンノイ)のニアフィールド・モニタースピーカー「Reveal」。そこに変化の兆しが見えてから二ヶ月が経過した今、本機は見違えるような変貌を遂げ、何ら不満のない音を聴かせてく…

水道の水漏れとシールテープ

炬燵を出した日に、寝室を北側の洋室から南向きの和室に替えた。洋室には本格的な暖房装置がなく、それのあるリビング(LDK)からも離れているため、冬季は寒さで眠れないのに対し、和室の方は、こちらも暖房器具を設置していないのは同様なものの、リビングに…

蓼科山の初冠雪・紅葉の色づき

4日前に炬燵を出して以降、寒い日が続いている。例年、車の冬タイヤへの交換は、11月上旬の法定点検の際、ついでにしてもらうことにしており、これでまず問題なかったのだが、今年はこの寒さでもし天気が崩れたら―と少々懸念していた。もちろん、万一に備え…

二見書房 釣魚名著シリーズ 釣りのうたげ 室生朝子(著)

「釣魚名著シリーズ」は、1970年代の半ばから80年代にかけて二見書房が刊行した、釣りにまつわる文章をあつめた叢書である。同出版社には、他に「山岳名著シリーズ」「海外山岳名著シリーズ」などもあるが、この内の前者がどうやら嚆矢らしい。漁師以外のプ…

気温の急降下・炬燵開き

予報通り昨夜から気温が下がり、今朝は5℃を割り込んだ。しかし、例年ならこれくらいの冷え込みは当然ということもあり、漸くこの時季らしくなったと却って安心である。起床時の室温は14℃。午後には天気が回復して日も差したものの、外気温はほとんど上がらな…

スピーカー ALR Jordan Entry S

また1機種、スピーカーが増えた。ALR Jordanの「Entry S」である。この小型――超小型と言ってもよいかもしれない――スピーカーに対しては、以前から興味があり、オークションをはじめとする中古市場は定期的に眺めてきたのだけれど、それなりの値で出た時に限…

暖かな秋

もうほぼ二週間、この時季にしてはかなり暖かな状態が続いている。夏の間、ずっと雲に遮られていた日照が、ここへきてその鬱憤を晴らすかのように青い空から降り注いでいるのがその最大の原因だが、もう一つ、日中に反して夜間に雲の広がることも大きいよう…

裳華房 初等量子力学 原島鮮(著)

原島鮮(著)「初等量子力学 」については、量子力学の入門書として名著の誉れ高い一冊であることは前々から承知していた。しかし、既に書棚に並んではいるものの熟読には至っていない同分野に関する書籍も何冊かあるため、これまで手にすることはなかったのだ…

やし酒飲み エイモス・チュツオーラ

「やし酒飲み」は、ナイジェリアの作家エイモス・チュツオーラの処女作にて、「アフリカの神話や民話が持つ奔放なイメージと生命力を見事に開花させた本書が発表されるや、ヨーロッパ文学界で絶賛を浴びた」というキャッチコピーに惹かれ、晶文社版を古書と…

唇にオロナイン?

注意―本稿は、個人的な実体験をあくまで一例としてご紹介するもので、記述した内容をお勧めする意図は全くなく、仮にそれを実行されて何らかの問題が生じたとしても、当方ではその責を負えないことを予めお断りしておく。2ヶ月ほど前、特にはっきりした契機…

世界ノンフィクション全集11 タイタニック号の最期、アルプスの悲劇、他3編

同全集の前第10巻に続き、海と山での遭難記が収録されている。それらのタイトルおよび著者は次の通り。・タイタニック号の最期 ウォルター・ロード ・アルプスの悲劇 シャルル・ゴス ・剣沢に逝ける人々 東大山の会 ・松尾峠の思い出 槇有恒 ・太平洋漂流四…

秋の日は釣瓶(つるべ)落とし―の意味

ここ数日、秋らしい澄んだ青空が広がっている。その大気に洗われたかのように、木々も大分落ち着いた色合いになってきた。先月までの雲の多い、場合によっては雨模様の空の下ではあまり感じなかったのだが、今のように晴れた明るい夕方は、しばらく机に向か…

車の異音―走行時、シャラシャラという摩擦音

半月ほど前、車を出そうとした際、シュルシュルといった草を巻き込んだような音が聞こえた。実際、駐車スペースの端には雑草が蔓延っており、以前にも似たような経験をしているので、それほど気にはしなかったのだが、それがなかなか消えず、結局その日は出…

ハサミムシの侵入口

ここは山の上なので、季節により色々な虫が家の中へ入って来る。この夏、蟻が大量に入り込んだのはイレギュラーな事態だったが、秋の気配がだいぶ濃くなり、例年通りハサミムシの姿が目につき始めた。別に毒を持っているわけでも、人を刺したりするわけでも…