蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

筑摩現代文学大系5 徳富蘆花・木下尚江・岩野泡鳴集

この全集も、何世代かの版がある。私の書庫にある一揃いは1960年代の発行で、恐らくその内一番古いものと思われる。その後、1975年から79年にかけて、新たに世に出た作家の作品を収録した巻を増補した形で再出版され、さらに80年代にもまた刊行されたらしい…

春の到来

昨夜遅くまで降り続いた雨は寝ている間に上がり、今朝は眩しい日差しで目を覚ました。室温が7℃あったため、ファンヒーターも30分弱入れただけですぐに切った。朝食を摂っているとバルコニーのすぐ前に張り出している枝が大きく揺れたので、もしやと目を凝ら…

eBayでの不良品トラブル

真空管アンプ用の代替球をいくつかeBayで購入し、それらが届き始めているのだけれど、そのうちの一件でトラブルが生じてしまった。とは言っても、eBayの問題ではなく、販売者の落ち度であることを初めに述べておく。注文したのは整流管5C4Sの古い型、ST管の…

曙光350C―真空管アンプの代替球(1)

先日手に入れた真空管パワーアンプ用の代替球としていくつか注文したものの内の一つ、「曙光350C」が届いた。先に以下の記事に書いた通り、当該のアンプに元々付属していた球は、整流管が5Z4P、プリ管・パワー管がそれぞれ6N1、6P3Pであり、今回手にした350C…

春の雨

昨夜、ぱらぱらとその音を聞かせ始めた雨は、次第に勢いを増し、今日は終日本降りで推移した。前回はまだ雪や霙交じりだったものの、今回は気温が十分高いため、その気配は全く感じられない。この暖かい雨で雪融けが一層進み、ずっと雪の下に埋もれていた熊…

春の音

昨日の最高気温は7℃台、そして今日は10℃近くまで上がった。この時季になると、辺りを歩いていてちろちろと微かな水音を聞くことが多い。ここへ来た初めは、近くに小流れでもあるのかと思ったが、そうではなく、これは雪融けの水が道を流れる音だと知った。山…

真空管アンプのドレスアップ(ボリューム・足の交換)

先の記事「真空管パワーアンプ」において、本機のボリュームつまみとシャーシの足が安っぽく見える点を何とか改善したい―と書いたが、適当な製品が見つかりそれが届いたので、早速交換を実施した。入手した製品は次の通りである。これらを購入するに当たり気…

岩波講座 世界歴史 古代2 地中海世界II

「岩波講座」は、岩波書店の専門叢書シリーズとして有名なものだが、「世界歴史」はその一つである。この世界歴史は、元々1969年から71年にかけて全31巻(本編29巻+別巻+総目次・総索引)が刊行され、1997年から2000年に亘っては、構成を変えた新版全29巻が…

雪の後の霧

昨日の午後から、久しぶりにまた雪となり、今日の日中一杯降り続いた。それなりにまとまった降り方だったものの、気温が高くほぼプラスで推移したため、非常に湿った霙のような雪だったこと、それにここ最近の陽気により、地面がだいぶ熱を持って来たに違い…

真空管パワーアンプ、音の印象

初めに、真空管オーディオシステムの構成を簡単にご紹介しておきたい。 今般入手した真空管パワーアンプは極めてシンプルなもので、入力端子はRCAジャック(ピンジャック)1系統しか具えていない。 ここにBluetoothレシーバからの出力プラグを挿し、PC上のUSB…

真空管パワーアンプ

年明け早々、真空管プリアンプを購入したことを契機としてオーディオづき、代替の真空管を入手してあれこれ差し替えたり、以前使用していた機種を引っ張り出して設置や工夫など手を加えたりしてきたが、一旦は諦めた「真空管パワーアンプ」に対する未練がど…

寝不足の一日・木々(景色)の化粧直し

最近、ごく些細なものでも、気にかかったことがあるとそれに酷く眠りを妨げられる。例えば、ある人名が思い出せない、あのイディオムの意味は何だったろう、出かけるのは明日にしようか、それとも明後日の方がいいか…など、本当にどうでもいいことで、かつそ…

寒暖の差・夕景

昨日は雨の音で明けた。日中はまだそれまでの暖気が残って6℃ほどあったものの、午後二時頃から急激に低下し、日の沈む前に氷点下に転じて、そのまま-6℃くらいまで下がった。これに伴い、雨は雪へと変わり、夜に入ると風もまた吹き出して終夜その音を聞かされ…