蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

筑摩世界文学大系49 ゴーリキー

マクシム・ゴーリキーという名が高らかに語られなくなって久しい。1892年、「カフカス」紙に処女作「マカール・チュードラ」が掲載されたのを皮切りに、1898年にはサンクトペテルブルクで短編集「記録と物語」が刊行され、時代の寵児としてアントン・チェー…

OTTO DCA-A15のノイズ問題(再発2)

この一週間、OTTO DCA-A15のノイズの状況を観察してきて、いくつかのことに気付いた。その中で最も顕著なのは、以前のノイズが、最終的には電源を入れると同時に発生するようになってしまったのに対し、今般のものは、時に同じ事象となる場合もあるものの、…

屋根からの雪崩

この冬は、昨年末に湿った雪が降った後、ずっと低温と多雪の傾向が続いたため、屋根の上に積もった雪がなかなか落ちなかったのだが、日が長くなったのに加え、ここ数日気温が緩んだこともあって、昨日から今日にかけて漸く、しかし一気に雪崩れ落ちた。去年…

色々な足跡

ここ数日、穏やかな陽気が続いている。空には雲が多く、すっきりと青空の広がることはないのだが、その分、夜間の冷え込みも厳しくはならないこともあってか、日中、陽射しが控えめでも気温はプラスに上がっている。そのせいか、辺りを歩くと山の住民たちの…

OTTO DCA-A15のノイズ問題(再発1)

以下の記事において、プリメインアンプOTTO DCA-A15の右チャンネルの出力不良(無音)が解消したと思ったら、同じ右側からのバリバリバリという酷いノイズが再発してしまったことをご紹介した。そもそも、今般の変化は、ラウドネススイッチへ接点復活剤を噴射…

2022(令和4)年大寒

4日前にほんの一時、15分間ほど気温がプラスになったものの、その後はまた完全な真冬日が続いている。そんな中迎えた今年(令和4年)の大寒は、この辺りでは(も、と言うべきかもしれない)正にその名称、節季の位置付け通りの入りとなった…

山さまざま 深田久弥(著)

今般私の読んだ「山さまざま」は、「山の文庫」の一冊として1982(昭和57)年に朝日新聞社より刊行されたものだが、あとがきによると、この本には五月書房刊「山さまざま」(昭和34年)から12編、文芸春秋新社刊「山があるから」(昭和38年)から15編が収められて…

雪は小休止、真冬日から脱出

火、水、木と雪に阻まれて果たせなかった用事を、金曜日に漸く済ませた。その帰路、家の近くの坂を上ろうとしたところ、タイヤが空転して止まってしまった。金属チェーンは常に携行しているので、少し戻って平場でこれを巻けばまず大丈夫とは思ったが、家ま…

OTTO DCA-A15の出力不良問題

OTTOのプリメインアンプDCA-A15の右チャンネルから音が出力されなくなって半月が経過した。この間、手を拱いていたわけではなく、その原因についてあれこれ調べてみたのだが、遺憾ながら「これ」といったものを見出すことはできなかった。VICTOR A-X900の時…

雪、雪、雪

一昨日の火曜日、二つの用事を片付ける必要があった。日中雪が続くとの予報だったが、朝起きた時は空に明るさも感じられたので、これなら大丈夫だろうと思っていたところ、間もなくちらちらと落ち出し、家を出る時にはすっかり本降りとなっていた。それでも…

SONY TA-F555ESXの仕様と音質

SONYのプリメインアンプTA-F555ESXを中古で入手し、鳴らし始めてから一ヵ月が経過した。もうリハビリも済みほぼ実力を発揮していると考えられるので、例によってその仕様と、音質に対する個人的印象をご紹介したいと思う。何しろこのTA-F555ESXは、プリメイ…

雪二題

今日は予報に反して朝から雪模様だったが、ちょっとした用があったため敢えて家を出た。すると間もなく前方から車―と、これだけなら別に珍しくもないけれど、それが何とバックで坂を上ってくるのである。正月ぼけによる奇行だろうか、関わらないようにしたい…

筑摩現代文学大系10 田山花袋集

特に強く意図したわけではないものの、この全集は第1巻から順に、ほぼ日本近代文学史を辿る形でこれまで読み進めてきた。その第8および9巻は島崎藤村集、これらも書棚に並んではいるのだけれど、収録作品がいずれもかなりの長編で、オーディオに現を抜かしが…

青と白の令和4年元日

令和4(2022)年は青い空と白い雪の眩いコントラストに明けた。気温は相変わらず低く、日中も辛うじて-7℃台まで上がったに過ぎなかったが…