蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

薪の消尽・春の気配

昨夜もまたちょっとした冷え込みが来て、未明には氷点下15℃を割り込んだ。しかし、夜が明けると雲一つない空から明るい陽光が降り注ぎ、気温はこの時間までマイナス5℃を超えていないものの、気分的・体感的にはまったく寒さを覚えない。青空と雪の蓼科山とが…

プリメインアンプ Technics(テクニクス) SU-8055―機種選定から入手まで

OTTOのプリメインアンプDCA-A15の酷いバリノイズが再発し、これを治めることができずに使用不能となってしまったため、スピーカーが一セット余るという状況に陥ってしばらく経った。生鮮食料品ではないのだから、別段急いで鳴らす必要はないのだけれど、孤立…

ヘディン探検紀行全集7 トランスヒマラヤ(上)

1905年10月、当時まだ地理的に空白だった、ヒマラヤ山脈の北、チベット高原中央部から南部にかけての地帯を踏破して禁断の聖都ラサへ足を踏み入れるという壮大な意図を胸に、ヘディンは第三回中央アジア探検へと向かった。その出発点となるインドまでは、普…

寒波の只中

昨日、「まだ氷点下7℃ほど」と記事に書いてそれを投稿した直後、すぐに大台を突破し、未明の最低気温は-18.2℃まで下がった。夜が明けても気温の低い状態は変わらず、午後には陽が差したにもかかわらずマイナス12℃に届くことなく再び下方へと反転してしまった…

寒波の襲来

大寒を迎えた直後の寒さは一時的で、一昨日昨日辺りは過ごしやすかったが、いよいよ予報通り強い寒波が襲来したようだ。当然ながら、夜が明けると気温は上がり始めるのが普通、しかし今日は陽射しがなかったこともあって、朝七時に-4.0℃の最高気温を打った後…

令和5(2023)年の大寒

先週末から今週初めにかけての異様な暖かさの後も、例年に比べれば気温の高い状態で推移し、今日令和5(2023)年の大寒を迎えた。前記事に取り上げた、屋根から垂れ下がった雪の帳は、案の定綺麗に崩れ落ちてしまった。とはいえ、やはり寒さは大地をはじめとす…

雪帳

年末に大雪が降ったものの、その後は落ち着いた天気が続いている。しばらく降雪のなかった時は路面の雪が磨かれて氷と化し、車の走行、歩行ともかなり神経を使う必要があったが、幸いそこへ新たに数cmくらいずつ、何度か積もってくれたおかげで現在は比較的…

ポストマン デイヴィッド・ブリン(著)

近未来、核兵器と生物兵器の使用された世界大戦により、アメリカ合衆国という統一国家は瓦解し、人々は各地に孤立的なコミュニティを形成してサバイバリストという無法者の集団に対峙していた。そんな荒廃した世界に生き、旅をしながら折に触れてそれらコミ…

カセットテープ今昔

去年の十月、そして十一月に、それぞれ「SONY CFD-700 DoDeCaHORN CD」「SANYO U4-W26(K)」という二台のラジカセを購入したのは、昔録ったカセットテープが古い段ボール箱から出てきて、これを再生する手段を手元に備えておきたかったため―ということは…