旅・旅行
今回の旅において、スローボートによるメコン川下りを大きな眼目としていた。そのボートに乗るため、八時にパークベンの宿をチェックアウトして舟着き場へ向かった。宿の女将はにこやかだった一方、親爺が変によそよそしく怪訝に思っていたのだが、後で最近…
ラオスへの入国手続きを済ませてイミグレーションの外へ出ると、ファイサーイまでのトゥクトゥク(だったかソンテウだったか)を差配する親爺が机を据えていた。料金を尋ねると250k(=250000)キープまたは400バーツ、日本円で2000円近くという答えである。町ま…
早朝に起床し、朝食を調達しに外へ出たものの開いている店はなく、7‐Elevenでカオ・カイチャオ(タイ風オムレツ飯)を買ってそれに当てた。この日はチェンマイからタイの国土をバスでさらに北上してチェンラーイへ向かう。八時半に宿をチェックアウトし、Grab…
ピッサヌロークの宿を7時前にチェックアウトし、本降りの雨の中、駅へ向かった。チェンマイまでは普通列車に乗車する。驚くことに、延々七時間、350km強の距離を乗って行くその切符は65バーツである。しかし特急を選ばなかった理由は料金ではなく、一つには…
アユタヤの次の目的地としてはチェンマイを選定した。ここへ陸路で向かおうとすると、列車バスともに速いものでもおおよそ10時間を要し些かきつく、片や飛行機で一気にというのは味気ない。そこで、陸路を採るが地理的にも交通の点でも両者のほぼ中間に位置…
旅の十日目、カンチャナブリからアユタヤへ鉄道で向かう。七時過ぎの列車に乗るべく余裕をもって駅に着いたが、列車は少し遅れて到着した上、発車時にも支障があったらしく駅を出たのは定刻を二十分ほど過ぎていた。バンコクに着いてからアユタヤへは、でき…
二泊するこの地の宿は、少し奮発して水上コテージを取った。と言っても一泊1500円ほどである。当然川沿いに位置するわけで、カンチャナブリ駅を出て線路に直交する方向、クウェー・ヤイ川を目指して進み、地図通りに宿に辿り着くことができた。チェックイン…
ジョホールバル―クアラルンプール間の鉄路を端折って全線完乗を果たせなくなったこと、および所要時間の関係から、タイ南部を鉄道で縦断してバンコクに至ることは断念。この地域に点在する魅力的なビーチリゾートはいずれ訪れることにして、ペナン島から直接…
旅の六日目。昨日昼食を摂ったバスターミナルの店で朝食を、と表へのドアを開けると、雨が降っていた。宿の部屋に窓がないとこんなことも気付かない。大した降りではなかったものの、その後どうなるかわからないので念のため傘を取りに戻って改めて出かけた…
クアラルンプールの夜は、昼間勧誘されたマッサージを受けにのこのこ出かけ……たりせずおとなしく床に就いたので、翌朝は6時頃に目が覚めた。赤道の近くの土地ゆえ夏ながら日の出はさほど早くなく、まだ夜の明けきらぬ中、散歩へ出た。昨夜賑わっていたアロー…
マラッカからクアラルンプール(KL)へ移動する前に、近くの人気店で朝食を摂ろうと宿を出たものの、着いてみると休業。よく考えたらムスリムの休日である金曜日だった。KLへはBusOnlineTicket.comで予約しておいた…
マラッカには二泊するつもりで、「Vintage Inn」というゲストハウスを予約してあった。その予約の際、旅行サイトのGoogleマップ上に表示された所在地を確認するとともに、万一の場合を考えて念のため画像をスクリーンショットで取得しておいたが、SIMカード…
チャンギ国際空港の展望エリアに並んだ硬い椅子で、時折うつらうつらしただけの一夜を何とか遣り過ごし、翌朝は5時半に行動を開始した。第一歩は、シンガポールから、klookを通じて予約した707-Incという会社のバスで陸路を辿りマレーシアのマラッカへ向かう…
シンガポール・チャンギ国際空港へ向かうフライトの出発は夕方、しかし我が家からは成田空港までがまたちょっとした旅行なので、朝8時前に家を出た。このフライトについても、事前に気になる出来事があった。ZIPAIRで使われる機種であるボーイング787がイン…
東南アジア6ヵ国を巡ってきた。期間は40日あまり、個人的にこれまでで最長の旅となった。去年一年、そして今年の冬と日本国内を北から西まで歩いたことが序奏(助走)となり、この五月に台湾を訪れたことで弾みがついた感じである。もっとも、その台湾行きを計…
台湾旅行最後の夜は、「K.Gold」というゲストハウスに泊まった。宿に入ったのはもう夕暮れ時で、元々観光に出る予定もなかったが、ここでも近くに夜市の開かれることは知っていたので、そこで夕食を摂るのもよいだろうと出かけてみた。しかし、その中華路夜…
日月潭で目を覚ますと、台湾滞在も残り二日である。咽喉の痛みはほとんど気にならなくなったものの、心身の怠さはまだ消えない。それを紛らわそうとの思いもあり、早朝に起きて散歩がてらまた日月潭の畔へ行き、その光景を暫し眺めて心に留めた。今日は台中…
阿里山林業鉄道の乗車を終え、嘉義駅から300mほどの距離にあるこの日の宿「Light Hostel - Chiayi」へ向かった。チェックインを済ませて入ったドミトリー・ルームは、先に書いた台東のゲストハウスのようにユニットシャワーがそこに設えられているものだった…
旅も六日目、今日は台南から嘉義へ台鉄で移動し、そこから阿里山林業鉄道(阿里山森林鉄路)で奮起湖まで往復する。この鉄道は自然災害により長らく一部区間が不通となっていたが、昨年15年ぶりに全線復旧を果たし、インドのダージリン・ヒマラヤ鉄道、チリ―ア…
バスで台東駅へ戻り、構内のベンチに座って列車の到着を待っていると、猫が一匹入って来た。その猫があちこちで人に撫でられているのを眺め、ちょっとスマートフォン画面に目を落として再び上げるといなくなっていた。この日はまず、自強号で台東の次の停車…
旅の四日目、花蓮の宿で朝目覚めると咽喉に痛みが出ていた。これも我慢できないほどではなかったが、早く起きて美しい海岸として知られる七星潭へ行こうとの考えは萎んでしまった。依然としてあまり食欲はなく、さて朝食はどうしようかとGoogleマップを眺め…
三日目。九分から瑞芳へ出たあとは、特急列車で花蓮へ向かう。乗車券は日本を出発する前に台鉄のウェブサイトから予約・購入し、スマートフォンにもアプリを入れeチケットとして入手しておいた。列車の発時刻は午後二時前、瑞芳で時間を潰すには間があり過ぎ…
瑞芳駅から九分へはバスで行く。東口改札を出て、駅前の大通りを左へ200mほど行った所にあるその乗り場に着くと、それなりに先客が待っており、それを目当てに一人のタクシードライバーが現れて妙齢の日本人三人組に声を掛けてきた。タクシー速い、バス遅い―…
台湾での二日目は、平渓線に沿って点在する観光地をいくつか訪ね、その中でも最も有名であろう九分(にんべんに「分」)に泊まる予定である。朝食付きのプランだったので宿で食事を済ませて八時前にチェックアウトし、その基点となる瑞芳へと足を踏み出した。…
台湾へは、シンガポール航空グループのLCC(格安航空会社)の一つであるScoot(スクート)を利用し、成田空港から桃園空港へ飛んだ―と書くと至極簡単な道程なのだが、実際はこれがなかなかの大仕事だった。飛行機の発時刻は12:45。なかなかいい時間帯のフライト…
先月、台湾へ旅行してきた。思い返すと、海外へ出たのは2001年にモルディブへ行って以来なので、実に四半世紀ぶりのことになる。去年の春の東北を皮切りに今春の北海道まで、日本国内をあちこち回った流れを受け、次は九州か沖縄かと当初は考えていたのだが…
七日目、観光を含むのは今日が最後で、なかなか大変な一日となる。朝四時半に起床して、同室の人の睡眠を妨げないよう身支度をし、階下の食堂で前日に名寄のドラッグストアで用意しておいた軽い朝食を済ませると五時過ぎ、まだ少し早かったけれど、静かに宿…
旅の六日目は、まず北見から石北本線で旭川へ、そこから宗谷本線を二本乗り継ぎ音威子府に至り、ここで宿泊の予定である。その旭川へ向かう朝の普通列車としては八時台と十時台のものがあったが、どちらも音威子府に着くのは同じ、前者なら旭川で二時間ほど…
根室での起床も早く、五時。前日に日の入りを見ることができたので、日の出も拝めたらと思ったのである。もちろん、方角からして海からでないことはわかっていたが、日本で一番早い日の出というのはやはり特別な感がある。しかし、生憎この日は薄いながら雲…
帯広の朝も早く始まった。前夜に食した豚丼が美味かったので朝食もこれを―と思っても、朝、それも早朝から開いているところはほとんどない。そんな中、「ぶた八」という店が帯広駅構内で弁当を販売していることを知り、散歩がてら買いに行ったのだけれど、ネ…