蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

音楽・オーディオ

カセットテープ今昔

去年の十月、そして十一月に、それぞれ「SONY CFD-700 DoDeCaHORN CD」「SANYO U4-W26(K)」という二台のラジカセを購入したのは、昔録ったカセットテープが古い段ボール箱から出てきて、これを再生する手段を手元に備えておきたかったため―ということは…

SONY CFD-700 DoDeCaHORN CDの仕様と音質

先に、SONY製CDラジカセ「CFD-700 DoDeCaHORN CD」の劣化したサブウーファー・エッジの交換を行ってから一月余りが経過した。何かと慌ただしい時季であることに加え、いつの間にか手元に少なからぬオーディオ機器が集まってこれらをとっかえひっかえ鳴らして…

SANYO U4-W26(K)の仕様と音質

入手した順番からすれば、先ずSONY CFD-700 DoDeCaHORN CDについて書きたいところだけれど、以下に既述した通り、この製品についてはサブウーファーのエッジ張り替えを行ったので、一応ある程度のエージングをしてからということにし、SANYO U4-W26(K)の方を…

SONY CFD-700 DoDeCaHORN CDの修理(その2:サブウーファーのエッジ張り替え)

先月購入したSONY製CDラジカセ「SONY CFD-700 DoDeCaHORN CD」は、以下の記事でご紹介したようにサブウーファーの劣化が顕著で、特にラバー系のエッジは完全に硬化し、軽く指で押しただけで割れ落ちてしまうありさま、当然音質も本来の実力を発揮できない状…

OTTO DCA-A15その後(2)―修理の試み

これまでの経緯から、OTTO DCA-A15の酷い異音はトグル式ラウドネススイッチの内部が腐食などによりショートしているためではないかと類推している。今般、基板を(四)反転させることに成功したので、ハンダを吸い取り、基板の金属ボードに留められているねじ…

OTTO DCA-A15その後(1)―問題再発と分解

ちょうど一年前、かつて我がオーディオ事始めとなったOTTO製システムコンポの中核をなしていたプリメインアンプ、DCA-A15を入手した。のはいいが、いざ電源を入れると、ノイズで片付けるにはあまりに酷いバリバリという異音が右チャンネルから轟いて到底音楽…

SANYO U4-W26(K)の機能確認とクリーニング

今般手に入れたSANYOのラジカセU4-W26(K)は、製造から30年が経過している割には比較的状態が良く、外面は一拭きしただけで不満のない見た目となった。ざッと見回した限りでは、傷もほとんどないようである。そこで早速、入手の主眼であるカセットデッキ部の…

ラジカセ SANYO U4-W26(K)

CDラジカセ「SONY CFD-700 DoDeCaHORN CD」カセットデッキ部の修理に挫折した後、テープを再生するための適当な機器はないものかと改めて物色を始めたが、当然と言えば当然ながら、同じDoDeCaHORNシリーズはその複雑なメカニズムが災いしてか…

SONY CFD-700 DoDeCaHORN CDの修理(その1:カセットデッキ部)

さて、前記事でご紹介したyoutubeの動画を、それぞれの続編も含めて参考にさせて頂きながら、デッキの窓、本体の天板および前面パネルを外し、SONY CFD-700から分離したカセットデッキ部は次のものである。これと本体とが、そもそも5つか6つのコネクタで繋が…

SONY CFD-700 DoDeCaHORN CDの機能確認とクリーニング

先に記したように、今般SONYのCDラジカセ「CFD-700(DoDeCaHORN CD)」を購入したのは、昔録ったカセットテープの再生を目当てとしてなのだが、実のところ、当該中古品はチューナー・CDの再生のみ確認済み、他の機能は未確認、という状態のものだった。それに…

CDラジカセ SONY CFD-700 DoDeCaHORN CD

先日、ちょっとした探し物があって、遥か昔に梱包した段ボール箱をいくつか開けた際、古いカセットテープが出てきた。捨ててはいないという記憶があり、どこかに埋もれているはずとは思っていたのだが、これを掘り起こす必要性も特になかったため、長らくそ…

JBL Control 1Xtreme, SONY MU-A301の仕様と音質

特に意識したわけでも、また特別な理由のあったわけでもないのだけれど、オーディオの記事から長らく遠ざかってしまった。ふと気づくと、SONY MU-A301修繕・修理についての記事の最後に、音質についてはJBL Control 1Xtremeと繋いでしばらく鳴らし込んだ上、…

SONY MU-A301の外観修繕とセッティング

今般、「動作未確認」という状態で入手し、当初出音に支障のあったSONYの業務用パワーアンプMU-A301は、アッテネーターの接点クリーニングだけで幸い機能は復旧したのだが、如何せん、外観に傷や汚れが多く、これを目にしながら音楽を聴くのは気分的によろし…

SONY MU-A301の修理(メンテナンス)―続き

今日、外出したついでにダイソーを覗くと、SONY MU-A301のハンドル外しに使えそうなレンチがあったので購入してきた。帰宅して早速ナットに嵌めてみたところ、無論サイズは確認しておいたので問題なく、また本体との干渉も生じず無事回すことができた。因み…

SONY MU-A301の修理(メンテナンス)

iPod touchとスピーカーを接続して音楽をかけたところ、はじめはまったくの無音だったものの、グリグリとアッテネーターを回しているうち、片チャンネルのみからガサゴソとノイズが出始め、さらに回し続けると微かに音楽も聞こえ出した、今般のMU-A301。これ…

SONY MU-A301の機能確認とクリーニング

以下の記事にも書いた通り、今般中古で入手したSONYの業務用パワーアンプMU-A301は、「確認は通電のみ、機能については未確認」というものだけに、本来なら最も重要な出音機能のチェックから行うべきところだが、何分にも汚れ・傷など外観的問題が目立って気…

業務用パワーアンプ SONY MU-A301―機種選定から入手まで

元々Panasonicの業務用パワーアンプRAMSA WP-1100Aに繋いでいたALR JordanのEntry Sを、かつて一世を風靡したSONYのプリメインアンプTA-F555ESXへ移し、その空いた端子へBOSE 121WBを、さらにまたJBL Control 1Xtremeも適宜交互に接続する形で鳴らしながらし…

JBL Control 1Xtremeのエッジ修理(張り替え)―続き

先にエッジ修理を行ったSONY SS-G333ES同様、今般のJBL Control 1Xtremeも元のエッジは完全に朽ち果てほとんど消失してしまっているが、コーンおよびフレームとの接着部分だけは残っているので除去が必要である。そのフレーム側について言うと…

JBL Control 1Xtremeのエッジ修理(張り替え)

先に注文したJBL Control 1Xtreme用のエッジが漸く届いた。一ヵ月近く待つこととなり少なからず気を揉みはしたものの、海外からの配送のため日数を要すると明記されてもいるし、無事手にできたことを良しとすべきだろう。もう一つ気掛かりだったのは…

JBL Control 1Xtreme―機能確認とクリーニング、張り替え用エッジ

今般ネットで購入したJBL Control 1Xtremeについては、その商品ページに「音出し確認済み」と記載されてはいたものの、果たして各ユニットからバランスよい出音が得られているのだろうか―といった懸念は皆無ではなかったため、先ずその確認から実施した。は…

スピーカー JBL Control 1Xtreme―機種選定から入手まで

SONY SS-G333ES、BOSE 121WB(WestBorough)のエージングおよびリハビリテーションが一段落ついたばかりだというのに、また一セット、新たなスピーカーを入手してしまった。JBLのControl 1Xtremeである。従来、Panasonicの業務用パワーアンプRAMSA WP-1100Aで…

BOSE 121WB(WestBorough)―仕様と音質

先のSONY SS-G333ESに続き、そろそろBOSE 121WB(WestBorough)の音質についての印象もご紹介していい頃だと思う。しかしその前に、いつものように同機の主な仕様から。方式:1ウェイ1スピーカーバスレフ方式 ユニット:フルレンジ11.5cmコーン型(D-222)g…

SONY SS-G333ESの音質

SONY SS-G333ESのポジショニングは次の画像の通りである。田舎家ゆえ、部屋はそこそこ広いのだが、薪ストーブ設置スペースや大型FFファンヒーターを収めたペチカ風設えがある上、既存の家具やオーディオ装置もかなりの場所を占めているため、生活の動線確保…

SONY SS-G333ESの仕様と音質(序=セッティング)

先に苦心の末何とか修理(エッジの張り替え)を実施したSONYのスピーカー「SS-G333ES」を鳴らし始めて一ヶ月が経過した。とは言うものの、この一年でオーディオ機器が一気に増え、再生システムがいくつもある状態になってしまったため、SS-G333ESの出番は二日…

BOSE 121WB(WestBorough)―機能確認とクリーニング

BOSE 121WB(WestBorough)に対し、中古オーディオ機器の洗礼ともいえる機能確認とクリーニングを行った。先日入手したスピーカー「SONY SS-G333ES」では、その重厚長大なボディのため開梱の際に大失敗をやらかしてしまったが、今般の121WBはみかん箱ほどの大…

スピーカー BOSE 121WB(WestBorough)―機種選定から入手まで

ちょうど一年前、最廉価モデルながらJBLのスピーカーを新品で購入した。これが大きな一因となってかつてのオーディオ熱が再燃し、その四ヶ月ほど後にはタンノイ(TANNOY)のRevealというニアフィールド・モニターを、こちらは中古で入手した。こうして米欧の二…

SONY SS-G333ESのエッジ修理(張り替え)―続き

(承前)その失敗とは、二枚目のエッジが一台目に張ったものより若干小さく仕上がっていたことである。張り合わせの際、無論のりしろはほぼ同じだけ取ったつもりなのだが、そうなっていなかったようだ。このため、エッジをコーンに当てると、ロールがコーンの…

SONY SS-G333ESのエッジ修理(張り替え)

先日Amazonにて購入した、SONY SS-G333ESの張り替え用エッジが思いの外早く届いた。開梱して検品したところ、半年前にDIATONE DS-66EXのために入手したエッジに比べ、厚みがあってしっかりしている印象である。中国からの発送、例によって無造作に折られビニ…

SONY SS-G333ESの張り替え用エッジ

先にも書いた通り、今般入手したスピーカー「SONY SS-G333ES」を鳴らすには、先ずウーファーエッジの張り替えが必須である。スコーカーについてもこれを要するかもしれないという懸念もあったのだが、こちらは見たところ、さらに機能確認の結果からもまだ使…

SONY SS-G333ES―機能確認とクリーニング

今般購入したSONY SS-G333ESについては、前記事に書いた通り開梱時にサランネットのだぼを破損してしまい、その修理を強いられる羽目となったことから、本来最初にすべき機能確認とクリーニングは第2ラウンドの作業となってしまった。その機能確認は、中古品…