昨秋、ホームタンク・ストレーナーからの灯油の滲み出しに対する処置として、ペットボトルを円周に沿ってカッターで切り、さらに鋏で縦に切り込みを入れた上、ストレーナーへ被せるように嵌めたことをご紹介した。
それから半年が経過したわけだが、現在、そのストレーナーの状況は以下の通りである。
黄色っぽくなっているのは変質によるもので、また、分離の見られるのは降水がタンクを伝って混入したためと思われる。
ともあれ、これくらいの漏れなら、当面は現状のままで行けそうなので、カップとOリングの新調は追ってその内でよさそうだ。
このストレーナーを弄ったのはつい先日のような気がするのに、繰り返しになるが以後既に半年、時の経過の速さを痛感する。
しかし思い返せば、この間、雪と寒さの厳しい冬をやり過ごし、春を迎え送るとともに、SONY TA-F555ESX、OTTO DCA-A15と二台のアンプと、スピーカーも二台、BOSE 121WB(WestBorough)、JBL Control 1Xtremeがオーディオシステムに加わり、ベートーヴェン全集のCD100枚も入手、そしてそれらを聴いてきたのはもちろん、本もそれなりに読んでいる。
もしこれらが鮮烈な印象・記憶として残っているなら、時の経つのが速い――などとは感じないようにも思われ、となると、これすなわち、経験や出来事に対する感受性の減退を示していることになる。
もっとも、これは私一人に限ったことではないだろうし、思い返せば浮かんで来るだけ、良しとすべきかもしれない。