梅雨入りの宣言からしばらくはそれらしい空模様が続いていたが、その中休みなのか、このところ毎日のように日を拝めている。
もっとも、すっきりとした青空とはいかず、常に怪しい雲がどこかにかかっているのは仕方ないだろう。
昨日今日は最高気温が20℃を超え、しかも雲が多く夜間もあまり下がらないため、室温も高まってセーターなどの上着を着ていると暑く感じる。
これにはもちろん、湿度の高さも大きく関係しているわけだが、その数値はというと、まだ60%ほどに過ぎない。
そう認識すると若干の気休めにはなるものの、体感的には不快感を否めないので、窓を開けて屋内に風を通した。
無論、こんなことは大した手間ではなく、いつでも簡単にできることなのだが、当然湿気の多い外気を入れて果たして効果があるのだろうか――との思いから、いつも少なからず実施に躊躇するのである。
が、いざこれをしてみると、それまでの鬱陶しさが嘘のように消える。
実は、こうなることもこれまでの経験で十分承知しているのだ。
特に今日のように、日が雲に隠されて少し経った後などは、ひんやりした空気が流れ込むので効果が大きい。