蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

驟雨

今日も午後に散歩へ出た。

 

空は大部分雲に覆われてはいたものの、それほど厚いものではなく、却って陽射しが遮られて好都合――といった気分で、先日雨で抉られてしまった林へ入る道を辿ってみると、きれいに補修されていた。

 


その林の中に一時憩った後、帰路に就くと、山の斜面を暗い雲が横へ移動しており、遠くに微かな雨音も聞こえているような気がしたので、これは急いだ方が良さそうだ――と思った直後、もうぱらぱらと落ちてきて瞬く間に本降りの驟雨となった。

 

長く続きそうなものではなかったが、雨を避けられる適当な場所も見当たらず、しかもあいにく足はサンダル履きで走る訳にもいかなかったので、極力速足で家を目指した。

 


陽射しがなかったとはいえ、さすがにこの時季、アスファルトはかなりの熱を蓄えており、そこへ当たる雨は靄となって立ちのぼる。

 

20220805-驟雨

 


ほんの五分ほど打たれただけだったが、家へ辿り着いた時には一通り濡れてしまっていた。