今朝、カーテンを開けたところ、景色が何となく白っぽく眩しい。
はじめは雲間からこぼれる陽光の加減かと思ったが、地面に広がる熊笹に目をやるとやはり白くなっている。
片や、樹々は枯れ色や残んの葉の緑を見せているので、てっきり霜が降りたのだと思いきや、別の窓の鎧戸を開いてすぐ前にある熊笹に載っている白がぴったりと張り付いているのではなくふんわりとしていることから、漸く雪だとわかった。
実際、昼過ぎに外へ出た時もまだ、蓼科山は白く装ったままだった。
先の初雪から三週間ぶり、確かにこの間は高めの気温で推移して雪の降る気配はほとんどなかったが、昨晩からぐッと下がり、今日に変わって朝9時前までは氷点下、日中も5℃に届かず。
辺りを歩くと樹々もすっかり葉を落とし、一年で一番寒々しい風景となっている。
地面の覆いが落ち葉から雪に変わるのも間もなくのことだろう。