蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

シンガポールからバスで陸路マレーシアのマラッカへ

チャンギ国際空港の展望エリアに並んだ硬い椅子で、時折うつらうつらしただけの一夜を何とか遣り過ごし、翌朝は5時半に行動を開始した。

 

第一歩は、シンガポールから、klookを通じて予約した707-Incという会社のバスで陸路を辿りマレーシアのマラッカへ向かう。

 

そのバスの乗り場としてはMRT Bugis駅近くのターミナルを選択したので、先ずはそこを目指すのだが、飛行機の到着したターミナル1に隣接しているものとばかり思っていたMRT Changi Airport駅が実際はターミナル3にあることを知り、少々慌てて連絡トレインを待つ羽目となった。

 

MRTに乗車し2つ目のTanah Merah駅で東西線に乗り換えて8駅、Bugisに到着し、予約後送られてきた道案内の動画と、当方と同じようにターミナルへ行くらしい人の流れに従って辿り着き、窓口でバウチャーを提示して紙のチケットを受け取りさあ乗車――と思いきや、何やらスマートフォンで登録しろという。

 

その項目が結構多く、バスの発時刻が迫って来たので一体これは何の登録だ、本当に必要なのかと問い質したら、何のことはないマレーシアのアライバルカードだった。

 

これなら既に提出済みだったのだが、日本を出発前にPCから登録したため印象が異なり気付かなかったのである。

 

ともあれその旨を伝えると、親切にバスのナンバーをメモ用紙に書いて渡してくれ、無事の乗客となることができた。

 


前夜の睡眠不足を補うべくすぐに眠りたいところだったけれど、すぐシンガポールのイミグレーションなので我慢、パスポートと貴重品だけを持っての出国手続きはごく簡単に済んだ。

 


同じバスに再び乗り込み、今度はマレーシア側のイミグレーションへ向かった。

 

ジョホール水道が見えると、そこに架かる橋には車が長蛇の列をなしている。

 

20251019-(1)ジョホール水道

 

一体、あれを渡るのにどれくらいかかるのだろう――との懸念は杞憂で、よく見ると渋滞はシンガポールへ向かう車線、バスはすんなりと水道を越えた。

 

入国審査は当然すべての荷物を持って受けたが、こちらも何の問題もなく通過し、晴れてマレーシアへの入国を果たした。

 

一つ目の国境越えである。

 


乗って来たバスを見つけて再三乗客となり、あとはマラッカ到着まで少し眠ろう――と思ったのだが……

 

ここでちょっとした、しかし小さくもない問題が出来してしまった。

 

 

 

 


旅で欠かせないスマートフォンSIMカードとしては、Trip.comを通じてシンガポールSingtel社のものを事前に購入し、前夜チャンギ空港で受領して装着・セットアップを行い、通信できることを確認した。

 

これはマレーシア、次の訪問国タイなどでもローミングにより利用可能なはずなのだが、いざマレーシアに入るとデータ通信不能となってしまったのである。

 


スマートフォンの再起動やSIMカードの入れ直しを行っても奏功せず、何か追加の設定が必要なのかとカードの台紙を見直したところ一つあったので、それを実施してこれで大丈夫だろうとネットへのアクセスを試みたのだけれど……遺憾ながら状況は変わらず、さらにあれこれやってみても駄目、結局解決せずにマラッカに着いてしまった。

 


降車場所は、マラッカのバスターミナルを過ぎてオランダ広場のある町の中心に近づいた「Casa Del Rio Melaka Hotel」である。

 

宿はそのオランダ広場から少し離れており、またすぐに向かってもチェックインには間があることから、背中の荷物は重いが一通り辺りを回ってみることにした。

 

しかしその前に、マレーシアの通貨を調達するとともにSIMカードの問題をどうにかしておきたい。

 


前者については、事前にネットで調べてここならと考えた、オランダ広場から歩いて直ぐの「Spak」で両替して解決。

 

評判通りレート・対応とも申し分なかった。

 


SIMカードの方は、念のため今一度確認したもののやはりネットへはアクセスできなかったので、一見土産物屋のようなツーリスト・インフォメーションで入手できる店を尋ねたところ、近くのセブンイレブンで購入できるというのでそこへ行ってみたが、表示されている価格が思ったより高い。

 

それに、ここで入手すると手元のSIMがまったくの無駄となってしまうし、タイでもまた買わねばならないことから、どうも食指が動ず、さらにネットなしでどこまでできるか試してみようという気持ちもあって購入は見合わせた。

 


さて観光だが、重荷を背負ってではやはり脚が捗らず、東南アジアで最古のオランダ建築というスタダイスをはじめ、オランダ広場周辺の建物群を取り敢えず一通り外から眺めるだけに留め、あとはチェックイン可能時刻を意識しながら宿の位置するという町の北部へマラッカ川に沿ってぶらぶら歩き出した。

 

この時には、そこに辿り着くのに多大な苦労を強いられるとは夢にも思わなかった。

 

20251019-(2)スタダイス