蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

bluetooth送信USBアダプタ(TP-Link製)

bluetooth(送信)USBアダプタを購入した。

 

TP-Linkなる中国メーカーの製品である。

 

20210514-bluetoothUSBアダプタ

 


現在、オーディオの音源機器として使用しているNEC製「VersaPro VB-F」というPCは、そもそもビジネス向けモデルで、必要最低限の基本構成に必要に応じてオプションを追加する仕様である(あった)が、購入の時点ではbluetoothインタフェースは不要だったことから、当該デバイスは無しで良いと考えた。

 

しかしその後、まずiPod touchとオーディオをbluetoothでリンクしてみて、ケーブルなしの利便性、気楽さに気付き、それが気に入ってPCからも同じインタフェースを確立したくなり、USBポートに挿すbluetooth送信アダプタ、通称ドングルを購入。

 

それはやはり中華製のノン・ブランド品で、確か500円しなかったと記憶している。

 

 

 

 


実は、これを使い始めた当初から、接続可能距離が短い、時折リンクが途切れるといった不安定なところはあったのだが、使っているうちに経験的に問題発生の傾向が分かってきたので、それらを回避することで何とか凌いでいた。

 

ところが、ELEGIANT製デジタルパワーアンプとのリンクに関して、先日新たにパワーアンプRAMSAを導入し、これを下の画像のようにELEGIANTの前方に置いたところ、金属の塊とも言えるRAMSAの影響か、PCまでわずか2mほどしか離れていないにもかかわらず、リンクが極めて不安定となり、落ち着いて音楽を聴くことが難しくなってしまったことから、代替品の調達を考えるに至った。

 

20210514-オーディオ配置

 

無論、アダプタを替えることで問題が解決するという保証はないが、不評、あるいは信頼性の疑わしいレビュー(所謂さくらレビュー)の多いこの手の製品の中、それなりの販売実績と評価を得ているTP-Linkの一品が目に留まり、しかも比較的安価だったことから、試してみることにしたのである。

 


購入品はbluetoothバージョンが4.0、コーデックもSBCと、仕様からは先進性・高音質より安定性を目指していると思われる。

 

実は、せっかくの機会なので、バージョン5を使ってみたい気持ちはあったのだが、製品は押し並べて中国製、しかもドライバのインストールを要求されるのが現状で、もし悪い虫でも付けられたら――との懸念が払拭できなかったため見合わせた。

 


さて、TP-Linkのアダプタは、商品説明の謳っていた通り、USBポートに挿すだけで認識され、ペアリングおよび音出しもすんなりとできた。

 

リンクの安定性についても大きく向上し、デジタルパワーアンプからも全く問題なく音楽が再生されるようになった。

 

ただ、これも従来から気になっていた、相手機器によっては各楽曲の冒頭で音が一瞬潰れる事象の改善は、遺憾ながら果たされなかった。

 

もっとも、これは受信機器がアンテナを具えているかいないかが、そのまま事象の発生・不発生に繋がっている(いた)ので、発信側の取り換えではどうにもならないようだ。

 

冒頭音の潰れの生じるのはサブシステムとのインタフェースにおいてであり、この環境で聴くことはさほどないので、当面はこれで良しとしたい。