この辺りも季節がだいぶ進んだものの、まだ朝晩は肌寒く、ファンヒーターやストーブを使うことも少なくない。
両者ともFF(Forced Flue=強制通気)式ではなく、さらにこのところ、手持ちの固形燃料やカセットガスを使い切るべく時々燃やす。
そのためか、軽い頭痛のような感じを覚えることがあり、一酸化炭素の影響ではないかという懸念を抱くに至った。
無論、換気には十分留意しているので、その可能性は低いとは思うのだが、念のため一酸化炭素チェッカー(検知機)を購入した。
本製品の使い方は簡単、というか、そう言うほど大袈裟なものですらなく、電池を入れると「ピッ」と1回ビープ音が鳴り、赤いインジケーターが1回点滅してセットは完了である。
そして中央のボタンを押すとアラームのテストができ、「ピピピピ(間)ピピピピ」と鳴ればよく、あとは数十秒の間隔をおいて緑色のLEDが一瞬光れば正常に作動しているということだ。
で、実際にこれを設置した上で、上記の燃焼機器を使ってみたのだが、今のところアラームは一度も鳴っていない。
このアラームは、空気中の一酸化炭素濃度50ppmの状態が1時間程度続くと(さらに高い濃度になるとより短い時間で)作動するということで、その閾値まで達していないのであれば何ら問題ないのだけれど、そもそもセンサーが機能せず検知できていないとなると大問題である。
取扱説明書には、中央のボタンを押してアラームテストをすると、同時に液晶画面にその時の一酸化炭素濃度も表示されると記載されているので、これも何度か試したものの、いずれも0のままだった。
本製品の表示単位は10ppmとの情報もネット上に見られ、現状、そもそもごく控えめな暖房に過ぎず、しかもかなり広いスペースで使用していることを考えると、拡散により濃度がその値に届いていないことは十分あり得るのだが、やはり今一つ上の不安は払拭し切れず、気持ちが悪い。
かといって、その確認のために徒に屋内の一酸化炭素濃度を上げるのもどうかと思うし、車の排気ガスなどに晒すのも些か躊躇されるので、当面は気にせず使ってみて、来冬、本格的な暖房を行う際に改めてチェックしようと思う。