コロナウィルス・ワクチン(ファイザー製)の2回目の接種を完了した。
前回感じた、接種直後のごくわずかな頭の重さや身体の反応の鈍化はなく、家に戻ってからも、倦怠感や接種部の痛みの出ることも特になかった。
これなら、今回は取り立てて書くこともなかろう、と思っていたのだが……
夜も更ける頃から肩にまた筋肉痛のような症状が現れ始め、さらに発熱まで来たしてしまった。
それほど高い熱ではなかったものの、寝返りを打てないこともあって眠れず、脈絡のない夢を繰り返し見ながら、現との境を彷徨したまま夜が白んでしまった。
寝汗でも出てくれればその熱は下がったかもしれないが、生憎そうはならず、起きてからも体内に蟠ったままで、その日はずっと、佳境に入っていたパラリンピックを観て過ごした。
もっとも、そのためにさらに心身ともヒートアップしてしまったのかもしれない(笑)。
さらに一晩、ここでも妙な夢に悩まされながらも、前夜よりは眠って過ごした後は、幸い熱は下がった。
ただ、肩の痛みの方は、大分緩和はしたとはいえ、依然としてはっきり残存したままで、この解消には今少し時間を要した。
前回も書いた通り、大事を取って、重要な仕事の前の接種はやはり避けるべきだろう。
今般、ウィルスは新たにミュー株への変異が確認されたということだが、ワクチンが効いてくれることを祈るばかりだ。
ところで、この変異株名は、アルファ・ベータ・ガンマ・デルタと来て、そこからラムダへ跳んでミューへ続き、イプシロン・ゼータ・エータなどがないのはなぜだろう――と不思議に思って調べてみたら、これらのギリシア文字も使われていることを知った。
しかし、イプシロン・ゼータなどが付されたのは「注目すべき変異株(VOI=Variant of Interest)」に対してであり、より重大なものである「懸念される変異株(VOC=Variant of Concern)」に当てられたデルタ・ミューなどをよく耳にするだけのことだったのだ。