蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

ホームタンクのメンテナンス(塗装)

前記事でご紹介したストレーナーの部材交換を計画した際、ホームタンクに局所的な錆の見られることに気付いた。

 

20211120-水抜き栓(1)

 

タンクは家の裏手に設置してあるため、外観を気にする必要はないのだが、錆の出ている「局所」というのが、ストレーナーへのパイプの根本、および水抜き栓の接合部という重要部分で、将来さらに酸化が進んだ場合、これらからの灯油の漏洩が生じる恐れが多分にあることから、今のうちに何らかの手を打っておきたいと考えた。

 


しかし、仮に錆が既に深部まで及んでいるとすれば、それを一掃してしまうと自ら墓穴を掘る事態となりかねないので、どうすべきか暫し思案に暮れながらネット上を彷徨している際、勿怪の幸いというかセレンディピティと言うべきか、当方の目的にとりこれ以上ない製品に邂逅した。

 

アサヒペン 油性高耐久鉄部用」がそれである。

 

メーカーの公式ページには、特徴として、「特殊防錆剤の配合により、サビを落とさずサビの上から直接塗れ、耐候性にも優れている、」と記載されている。

 


本品へ最安値を付しているネットショップはAmazonだったけれど、遺憾ながら送料が別途課されることから、今回はヨドバシ.comで購入。

 

ポイント還元を考えるとAmazonとほぼ同じ価格となる上、送料無料という点を考え合わせれば、買う商品によっては一層ありがたい存在ともいえる。

 

取り扱い商品がさらに増えれば、Amazonを凌駕する可能性もありそうだ。

 

 

 

 


しかしながら、この購入には一つ気掛かりがあった。

 

生憎ヨドバシさんに当該製品の在庫がなく、メーカーからの取り寄せとなるため、当方の手元へ届くのがいつになるかはっきりしなかったのである。

 

普通なら何でもないことだが、今回はそうはいかなかった。

 

なぜなら、気温のかなり低い中で塗装を行うのは好ましくないのではないか、とふと思って調べてみたら、やはり「5℃以下での塗装は避ける」のが一般的らしく、現状、当地はまだ日中はこの数値を超えるものの、間もなくここまで達しない日々に突入するのは目に見えていたからである。

 

それゆえ、商品の到着を今か今かと待ち侘びていたのだが、昨日その発送連絡が入り、次いで今日、「アサヒペン 油性高耐久鉄部用」が届いた。

 


時に午前11時過ぎ、幸いこの時季にしてはかなり暖かく、気温は7℃近くあったので、早速作業に取り掛かった。

 

錆落としは不要、とあるものの、簡単な除去だけはしておこうと、一緒に買ったワイヤーブラシで塗装予定部を軽く擦った後、こちらは以前ダイソーで購入した絵筆を使って塗布を行った。

 

その特性のためか、通常の塗料に比べると粘度が高いような感じで、やや塗りにくい感じを覚えないでもなかったが、逆に、液だれなどの心配はない。

 

こうして塗り終えた結果が次の画像である。

 

20211120-水抜き栓(2)

 


素人作業に加え、とにかく手早く行うことを意図したため、審美的には不満の残る出来栄えだけれど、今般の作業の目的はあくまで機能面の保護にあり、この面では問題ないだろうと思う。

 

数日間様子を見て、必要なら再塗装といきたいところだが、気温を考えると、この実施には来春を待つことになりそうだ。