今日は朝から日が照った。
すっきりと晴れた空――とはいかなかったものの、ともかく終日光の下で過ごしたのはほぼ半月ぶりだろう。
気温も25℃近くまで上昇。
しばらく長袖に上着まで重ねて過ごしていたので忘れていたが、考えてみればまだ八月、夏が漸く戻ったというところである。
散歩から戻って家へ入るとちょっと蒸した感じを覚えたので、短い物に着替えるとともに、73%という湿度を下げるべく窓を開けた。
外気の流れ込みにより室温はやや上昇したものの、目的通り湿度は10%ほど下がり、やはりこの方がずっと快適だ。
しかし、三日前の記事でご紹介したように、辺りには蜻蛉が秋の先触れとして飛び回っている他、雲もひと月前のようには山の上にそそり立ってはいない。
そして林の中では、時折さッと吹く風にはらはらと散る葉も見られた。
日中の陽射しはまだ勢力を保っている一方、色々なところに秋も浸透してきている。
実際、その陽も山の端に近づくと急速に力を失い、もう涼しさが過ぎたため、早々に窓を閉めた。