蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

ブレーキキャリパーの固着、オーバーホール

車検のため車をディーラーへ出した。

 

基本的に車は道具と考えている(そしてその観点で大切にしている)ので、車内のクリーニングや消臭といったオプションの提案はすべて断っているが、車検の合否に関わることとなるとそうはいかないわけで、そのような問題が見つかったら一応連絡願いたい――と伝えておいたところ、その日の終わりになってスマートフォンが鳴った。

 

出てみるとやはりディーラーからで、車の重要保安部品と規定されているブレーキキャリパーに固着が見られ、対応しないと車検に通らないということである。

 

因みに、先日発生したバックプレートの変形、それによる走行時の異音も、この固着と無関係ではないようだ。

 


そこで、どのような対応策があるのかと尋ねたところ、根本的かつお勧めの処置はキャリパー自体の交換だが、オーバーホール、すなわち分解修理で済ますことも可能という。

 

では、それぞれの費用は――と聞くと、交換を行う場合、新しいキャリパーが左右で6万円ほど、そこに工賃が加わるという。

 

片やオーバーホールの方は2万円ほどだが、近い将来また固着が再発する可能性が高いと言われた。

 

いずれにせよ、現在の当方にとって決して軽微な出費ではないこともあり、悩ましい選択を迫られた訳だが、当の車は今回が11年目の車検で、次回以降は自動車税自動車重量税が重課されることを考えると、どうやらこれに働いてもらうのはここ2年間だけになりそうだ――ということに思い至り、オーバーホールで対処してもらうことにした。

 

 

 

 


その他、ヘッドライトに曇りが見られ、車検の際に光量不足となる恐れがあるとのことで、磨き作業が追加され、さらに冬場の融雪剤の影響もあり、下回りの錆が顕著との指摘を受けたため、塗装も依頼することとなった。

 

実際のところ、現在夜間に走行することはほとんどなく、また、この先長くは乗らないだろうことを考えると、少々納得しかねる思いもあるのだけれど、まあこれくらいは致し方ないだろう。

 


車検には無事通り、一件落着となったのはいいが、次回までに新たな車を調達するという大きな問題が新たに発生し、やれやれと言った感じである。

 

もっとも、時間は十分ある。

 

焦らず、気長に検討していこうと思う。

 

20211117-ブレーキキャリパー