ファンヒーターの灯油が切れた。
例年、五月一杯、年によっては六月に入ってからも使うことがあるので、これを仕舞うのはまだまだ先なのだが、今年は新たに石油ストーブが暖房のラインナップに加わったことから、ファンヒーターはこの機会に夏眠に入らせることにした。
仕舞うのが上のように遅い一方、十月中にはもう使い初めるため、これまでは灯油を抜くことなくそのまま冷暗所へ保管していたのだけれど、今回は二ヶ月ほどその期間が長くなることを鑑み、灯油の変質を来たして機器に悪影響の生じることのないよう、しっかりと抜き取っておくことにした。
しかし、以前一度これを試みた際、灯油ポンプでは思ったように吸い上げられなかったことが頭に残っていたので、それをするのに何かよい物はないかと思っていたところ、またしてもダイソーにジャンボスポイトなる商品があるとの情報に接し、出掛けたついでにこれを購入してきた。
ファンヒーターから灯油タンクを抜き、本体の内下部に置かれているフィルターを外すと内部(固定)タンクが見え、そこに灯油が溜まっている。
作業はただ、これをスポイトで吸い上げてポリタンクへ移すだけなのだが、入手したジャンボスポイトは管がそれなりに太く、また摘まむ部分(スポイト球・nippleなどと呼ぶらしい)は軟弱なためか、吸い上げた液体の保持力が弱く、少しの揺れでポタポタとこぼれてしまう。
と言ってもそれほどの量を移し替えるわけではないので、こぼれたものは後で拭き取ることにして作業を遂行した。
灯油の吸い上げ、移動を繰り返すこと数回で作業は完了、移した量は今回の場合200mlほどだった。
その後、石油ファンヒーター・ストーブなどの専門メーカーであるダイニチ工業からも同様のスポイトが出されていることを知った。
レビューを見るとこちらの方が使い勝手が良いようだが、毎年一回の作業だし、せっかく購入したものなので、当面はダイソーのものを使用しようと思う。
今日は日中、最高気温が20℃を超え、春を通り越して夏のような陽気だった。
一方、早朝に打った底は5℃台。