非常時のための保存食としてもいいだろう――と考え、パスタ(スパゲッティ)の5kgパックを購入した。
しかし、使う度に5kg入りの袋から出すのは少々面倒なので、手頃なパスタケースはないものかと、出かけたついでにダイソーへ寄ってみたのだけれど、あいにく見当たらなかった。
その代わり、パスタを電子レンジで茹でることのできる調理器が目に入り、100円(税抜き)ということもあり、物は試しと購入。

が、帰路を辿りながら、かなり長さのある物なので、果たして我が家の電子レンジで使えるだろうかという不安が生じた。
そこで家に着いてすぐ、先ずは空のまま入れてみたところ、ぎりぎりながら扉も閉まり、さらに水を入れて電子レンジを作動させてみると、どうにか引っ掛かることなくプレートと一緒に回転してくれた。
こうして物理的な支障はないことがわかり一安心したので、続いて、一体どのくらいの時間茹でればいいのだろう、と説明書きを探したが、外袋には見当たらない。
他に書かれていそうなところは――と、先ほど水を入れる際に取り出した紙片を見て、思わず唖然としてしまった。
そこには次のように記されていたのである(あとで本体の上蓋にも記載されていることに気付いた)。
茹で時間の目安(1人分の場合(約100g))
500W:鍋で茹でる時間にプラス5分
600W:鍋で茹でる時間にプラス4分
茹で時間の目安(1.5人分の場合(約150g))
500W:鍋で茹でる時間にプラス6分
600W:鍋で茹でる時間にプラス5分
そもそも、電子レンジの最大の利点は、他の加熱方法に比べ短時間で調理できることであろう(少なくとも個人的にはそう思っている)。
だからこそ、消費電力が大きくても電子レンジがこれだけ普及しているわけで、その利点を享受できないなら、わざわざこれを使おうと思う者は多くないのではなかろうか。
もっとも、上のように茹でるのに時間を要するのは、パスタという食材の特質に起因することで、どんな手段で茹でても避けられないに違いなく、特にこの調理器の欠点と言うべきではないようだ。
敢えてこのパスタ調理器の取り柄を挙げれば、茹でるのに少量の水しか必要としないことと、後の洗い物が楽という点だろうが、正直、さほど有難味は感じない。
もう一つ、パスタゲージが付されているので、おおよその分量を知るには用をなしそうで、秤がない場合はちょっと便利かもしれない。
個人的には、今回の買い物は失敗というほかないが、元々探していたパスタ入れとして使ってみようと思う。