蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

断水

昨夜、水道からの水の出が少し細くなっているのに気付いた。

 

いま世間はGWの真っ最中、この別荘地にも多くの人が訪れている。

 

特に今年は、建物の前に停められた車の数からしていつも以上に賑わっている印象だ。

 


そんなこともあって、はじめは上の事象も単に一時的な水道使用量の嵩みによるものだろうと考えたが、時間の経過とともに次第に状況が悪くなっていったことから、もしかしたら別荘地内の給水設備に不具合が生じたのかもしれないとの懸念が力を増してきた。

 

仮に当家敷地内の水道管などにそれが生じたのだとしたら色々な意味で一層の重大事だが、この場合は何らかの異音が耳に届く(経験済み)はずなので、その可能性は低いだろうと不安を抑え、ともかく念のため飲食用の水を確保して床に就いた。

 

手洗いやトイレの水は、それぞれ常にポリタンク、浴槽に貯めてあるので問題ない。

 


そして今朝起きてまず一番に水道の状況を確認すると、昨夜最後に使った際とほとんど変わっていなかったことから一先ず安心したものの、事態の真の原因および完全な復旧の見込みについて確認すべく、管理事務所へ問い合わせたところ、前者は水道使用量の増大に二ヵ所での漏水が重なったためとのことで、復旧は時が時だけに翌日の夜になりそうだという。

 

つまり、その言葉通りとしても、丸二日間不便を蒙ることになるわけで、これらを確認して間もなく、完全な断水に陥ってしまった。

 


私のように平常ここで暮らしている者からすれば、日常生活に支障を来たして迷惑至極、と言いたいところだが、連休を利用して来訪している人にとっては、せっかく楽しみにしてやって来たのに……という気持ちだろう。

 

実際、今しがた辺りを歩いてみたら、つい先日までよりぐッと車の数が減ってしまっていた。

 


その散歩の途中、管理事務所の職員が車で通りかかったので言葉を交わしたところ、何とか今日中に復旧できるよう努力しているということだった。

 

その実現を祈りたい。

 


――と書いてくる最後のところで、どこからともなくちょろちょろという音が聞こえたので、もしやと思って台所の水栓を捻ってみたら、細いながら水が流れ出してきた。

 

糠喜びでないといいのだけれど……