蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

梅雨明け・夏景色

先日、梅雨の中休み――などと書いたが、そうではなく明けてしまったらしい。

 

実際、気温も上がり、一昨日からは連日夏日となっている。

 

つい二週間前までは上着を重ね、炬燵を使った日もあることを考え合わせると、まさに一転である。

 

景色もがらりと衣替えしたものの、夏の訪れがあまり急だったため、心なしかまだ若干緑の色が浅いような気もする。

 

20220630-夏景色

 


今年は梅雨入りの宣されたのが6日、明けたのは27日なので、わずか3週間。

 

比較的短かかったように記憶している去年の梅雨でも、一ヵ月は暗くぐずついた空模様に閉ざされたし、少なくとも六月中に夏空が続くようになることの稀有なのは間違いない。

 

既に今後の水不足が懸念されているようだが、それも条理、雨にも適度に来て欲しいところだ。

 


当地が真に夏らしい風情に満たされるのは八月中旬までで、お盆を過ぎると風などに秋の気配が交じりだす。

 

したがって、軽短な服装で過ごせるのは例年ほんの一月ほど、それも陽射しがあればの話で、日が出ないと長袖が欲しくなる。

 


この夏は果たしてどう推移するのか、そしてその後、どんな秋・冬となるのだろう。

 

 

 

 

SONY MU-A301の修理(メンテナンス)

iPod touchとスピーカーを接続して音楽をかけたところ、はじめはまったくの無音だったものの、グリグリとアッテネーターを回しているうち、片チャンネルのみからガサゴソとノイズが出始め、さらに回し続けると微かに音楽も聞こえ出した、今般のMU-A301。

 

これを修理するには、まず、原因はどこにあるのか――と事象を切り分けてそれを究明する必要があるわけだが、白状すると、遺憾ながらそれを行う知識も技術も持ち合わせてはいないのである。

 

よって、修理というほどのことはできないのだけれど……

 


ただ、アッテネーター操作で状況に変化が生じたこと、およびその様子からして、この部分の接触不良ではないかと考えた。

 

一方、初めて中古で購入したオーディオ機器、VictorのプリメインアンプA-X900でも、症状はずっと軽微ながらやはり同様の症状が出ており、その際はリレーの接点を磨くことで一気に解決した。

 

そして、少なくともこちらの対処は一度経験していることから、まずはこちらを行ってみることにした。

 

 

 

 


では当のリレーはどこにあるのか、と眺めたものの、A-X900のように一目ではわからない。

 

そこでさらに目を凝らした末、漸くそれらしきものに行き当たった。

 

が、A-X900のように独立露出してはおらず、その上に電源配線と思われるものが接続されていて、このままでは作業ができないので、これを取り外すことに。

 

20220629-SONY MU-A301(3)

 

再接続の際に間違えないよう念のため画像(上掲)を撮り、ファストン端子なのでラジオペンチで軽く揺らしながら引き抜いて、あとはリレーのカバーを外すだけ、と取り掛かったのはいいが、これが外れないのである。

 

A-X900の時の経験に照らし、カバーが爪で固定されているのだろうと、側方を軽く押したりしてみたのだけれど、奏功しなかった。

 


こうなると、一旦リレーを基板から外した方が良さそうだ――と、本体をひっくり返して底蓋を開けてみたのはいいが、どのハンダを除けばいいのか判然としない。

 

無論、まず間違いないだろう程度の見極めはできるのだが、何となく、ミスを犯して収拾のつかなくなるような不安が萌したため、この方向へ進むのは一先ず停止し、もう一つの目当て、アッテネーターを見てみることにした。

 


そのアッテネーターを弄るには、フロントパネルを外す必要がある。

 

そしてそのためには、重量級パワーアンプによく見られる、前面に突き出たハンドルを外さねばならない。

 

これを留めているのは、片方二組のボルトとナット、計四組で、手持ちのレンチで一つずつ外していったのだが、最後の一つにおいて、工具の縁がアンプ本体と微妙に干渉して回せないのである。

 

他の箇所が問題なく外せたという事実が示す通り、本当に、あとほんのわずか、コンマ数mmでもスペースが広ければ……という状況に立ち往生してしまった。

 

レンチを傾け、微かにナットに掛かる状態で回そうとしたもののやはり埒は明かず、さらにナットが削れ始めたことから、作業は中止せざるを得なくなってしまった。

 


工具を入手した後で、再びここへ戻って来ることにしよう。