蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

夏の到来

水曜日は雨。

 

その翌日は降らなかったものの、まだ空には暗い雲が目立っていた。

 

それも金曜日には姿を消し、代わって真っ白な入道雲が青い空にそそり立つようになった。

 

この先の予報も見ても、夏が到来したらしい。

 


去年の梅雨は本当に長引き、明けたらもう秋――といった感じだったが、今年は季節がかなり順調に運んでいる。

 

今日も朝から強烈な陽射しが降り注いでおり、天頂は青一色に輝いている一方、山の上には雲の峰が重なっている。

 

20210718-入道雲

 

当然気温も上がり、25℃を超えた。

 

しかし湿度が低いため、外を歩いても、じくじくと雨模様だった頃に比べて却って汗はかかない。

 

もっとも、強い紫外線に体力を奪われるので、長時間日を浴びるのは禁物である。

 


この時季はさすがに、閉め切っていると家の中でも暑さを感じるが、窓を開けて風を通せば何らストレスはない。

 

エアコンはもちろん、扇風機も不要だ。

 

ただ、網戸を立てていても隙間から小さな虫が侵入してくるので、日没をもって窓は閉めるようにしている。

 

実際、夜間には15℃を下回るので、開けたままだと逆に寒さを覚える。

 


こうして夏が来ると、この辺りはもう、秋の先触れたる蜻蛉が飛び始める。

 

気候のせいか、標高の影響か、虫たちは一般に身体が小さく、色合いもくすんでいる。

 

蜻蛉も例外ではなく、季節が進めばもう少し赤みがかるけれど、平地で見る赤茜のような艶やかさは帯びない。

 

20210718-蜻蛉

 

上の写真を撮る際、蜻蛉を驚かさないようじっとしていたら、すぐに虻が煩く纏いついて来た。

 

こいつらだけはでかくて、異様に元気だ。

 


今日はまず夏の定盤を二枚。

 

Stan Getz & Joao Gilberto「Getz / Gilbert」
01.The Girl from Ipanema
02.Doralice
03.Para Machucar Meu Coracao
04.Desafinado
05.Corcovado
06.So Danco Samba
07.O Grande Amor
08.Vivo Sonhando

 

20210718-Getz-Gilberto

 

Miles Davis「The Musings of Miles」
01.Will You Still Be Mine?
02.I See Your Face Before Me
03.I Didn't
04.A Gal in Calico
05.A Night in Tunisia
06.Green Haze

 

20210718-The Musings Of Miles