蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

初めてのメスティン炊飯

今日、初めてのメスティン炊飯を行った。

 

使用したもの(などと大袈裟に書くようなことではないのだけれど……)は次の通り。

 

・メスティン(ダイソーで購入、税込み550円)
・ポケットストーブ(同上、税込み330円)
・固形燃料1個(ニイタカ カエンニューエースE 25g)
・火皿(缶コーヒーの蓋)
・米1合
・水200ml強

 

 

先ずは米研ぎだが、メスティンでこれをするのは少々難儀そうだったので、炊飯器の内釜で行った上、メスティンに移した。

 

水の量は、メスティン内の米の様子から、「まあこれくらいだろう、」と水の深さがほぼ人差し指の先端から第一関節までとなるだけ入れた。

 

今般の炊飯の結果を見て、必要なら今後は調整すればよい。

 


そして米に吸水させるためそのまま二時間ほど放置した後、火皿に固形燃料を入れてポケットストーブに設置(ただ置くだけ)し、マッチで着火してメスティンを載せた。

 

20220325-メスティン炊飯(1)

 

先の湯沸かし実験では、300mlの水でもぐつぐつ沸き立つところまでいかなかったことから、果たしてしっかり炊けるだろうか、と些かの不安があったのだけれど、12分ほど経つと、メスティンから蒸気とともに噴きこぼれも見え始めた。

 

20220325-メスティン炊飯(2)

 


ここで重石を載せるべきかどうか迷ったが、特にそのような注意はどこにも記載されていなかったことから、これも実験の一つ、とそのままとし、加熱開始から25分を過ぎ、炎が衰えてほとんど加熱されないらしい状況になった時点でメスティンを火から下ろした。

 

当然ながら、この際メスティンはかなり熱くなっており、素手では火傷してしまうので、鍋つかみの類が必要である。

 

最後にそのメスティンをタオルに包んでひっくり返し、15分ほど蒸らして炊飯は終了。

 


さてその結果はどうか――というと、実に見事に炊き上がっていた。

 

20220325-メスティン炊飯(3)

 

ちょうどメスティンの縁まで膨らんでいたものの、決して圧迫された感じではなく、正に米一合の炊き上がりが容量一杯になった印象である。

 

ただ、具材を入れて炊く場合は米の分量を減らした方が良さそうだ。

 


その見た目に加え、口に入れてみてもべちゃっと潰れるような水っぽさはなく、反対に芯残りも感じられず、上の印象の正しいことがわかった。

 

これほど手軽にこれだけの炊飯ができれば、メスティンが持て囃されるのも宜なるかな、と思う。

 


一点、後で確認すると、噴きこぼれでポケットストーブが汚れてしまっていたが、その始末は水で洗えば済むことなので、問題ではないだろう。

 

このメスティン炊飯、今後も折に触れて行いたい。

 


付記:当方の環境においては、未開封で外袋に破れなどのない状態なら、固形燃料「ニイタカ カエンニューエースE」はほとんど劣化なく二年間保存できることがわかったのも、個人的には収穫である。