蓼科高原日記

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DAISO(ダイソー)でポケットストーブを購入

先日DAISO(ダイソー)で購入したメスティンで炊飯をするには、他に燃料と、メスティンを載せてそこへ炎を上手く伝えるための台、いわゆる五徳の類が必要だ。

 

lifeintateshina.hatenablog.com

 

固形燃料は手元にあり、さらにそれを燃やすこともできるウッドストーブも既に保有しているので、メスティン炊飯を行う前提は整っている。

 

20220321-固形燃料

 

が、このストーブは本来木切れなどを燃料に想定した焚き火用で、固形燃料を置いた場合、炎とメスティンの底との間隔が空き過ぎるように思われた。

 


そこでより適切な器具はないだろうか、どうせなら同じダイソーで入手できるものがいいのだが――と調べて知ったのが、ポケットストーブなる器具である。

 

ポケットストーブは元々、ドイツのEsbit(エスビット)というメーカーの製品らしいが、先のメスティン同様、現在ではさまざまなバリエーション品が出回っており、ダイソーで販売されているものもその一つというわけだ。

 

因みに、そのダイソーの製品のパッケージには、「ちょこっとストーブ(MINI STOVE)」と記載されているが、巷では御本家に敬意を表して(?)「ポケットストーブ」と呼ばれているのだろう。

 


このポケットストーブは手持ちのウッドストーブよりさらにシンプル、ほぼ固形燃料の使用に特化した印象である。

 

使い方も至極簡単、弁当箱様の上蓋を観音開きして立て、その中に燃料を置いて燃やすだけだ。

 

これに比べると、上のウッドストーブは使用時にパーツをいくつか組み合わせねばならず、遥かに手間暇がかかる(といっても、15"秒"もあれば十分)。

 

 

 


そんなこんなで、ポケットストーブを購入しようと思い立ったのはいいのだけれど、これがなかなかの人気商品で、品切れになっているケースも珍しくないとの話が少々気掛かりだった。

 

当家からは、最も近くのダイソーまで20kmほどあり、わざわざ買いに出て万一なかった場合、このガソリン価格高騰の折、ひどい無駄足となってしまうので、何らかの用事で出かけたついででよかろうと考えていたところ、今日その機会が訪れた。

 

果たしてあるだろうかとしばらく探した末、幸いいくつか置かれているのを発見。

 

ただ、一合炊き用メスティンに収納可能な、わずかに小さな新製品は見当たらず、それのできない古いタイプのもののみだった。

 

もっとも、個人的にはこの点に関する拘りはなく、品切れとなってしまう方が困るので、躊躇なく購入した。

 


帰宅後、早速メスティンで炊飯を――といきたかったけれど、手元にある固形燃料は購入から既に二年以上が経過している。

 

品物の性質から考えて、また外袋が未開封ということもあり、爆発等の危険性の発生や燃焼しないといった大きな劣化はなかろうとは思ったものの、本来の熱量が得られない可能性は否定できないので、まずは念のため試験的に燃やして湯を沸かしてみることにした。

 


マッチを擦って燃料に近づけるとすぐ着火し、第一関門はクリア。

 

はじめは炎が黄色かったが、やがて綺麗な青へと落ち着き、しっかりと燃焼しているようで、第二関門も通過である。

 

20220321-ポケットストーブの燃焼

 

そこで500mlの水を入れた鍋をかけ、燃焼時間とともに沸き方を観察することにした。

 

10分を経過しても燃焼は安定しており、この点には問題ない。

 

が、肝心の湯の沸き方がどうも思わしくないのである。

 

微かに湯気は見られるものの、まだほんのぬるま湯といった程度で、到底調理に堪えるような温度ではない。

 

さらに5分、10分と時が過ぎても、依然炎は見えている一方、湯の方は沸騰しておらず、結局、燃焼は製品の謳い文句通り25分以上継続したが、沸騰には至らずに終わってしまった。

 


燃焼の様子を見る限り、上の原因は燃料の劣化より他のところにありそうに思われるので、この点を少し調べたり考えたりしてみようと思う。

 

ぬるい湯は沸かし直して使った。