昨日は日中も6℃までしか上がらず、その気温は陽が沈むとともにさらに低下し始めたので、この分だと同日中に氷点下へ落ちるだろうと思っていたのだが、0℃をわずかに上回ったところで踏み止まったまま日付の変更をみた。
そして今朝、顔を洗った際に何気なく窓に目を向けると、いつもなら熊笹の緑の透いている磨りガラスが白く変わっており、リビングへ戻ってカーテンを開けると、うっすらとながら辺りは初雪をかぶっていた。
去年はいつだったか――と、確かこれについて書いたはずの記事を確認したところ十一月十二日、それに比べ今年は半月ほど早い訪れで、実際、十月中に降ったのは随分久しぶりのように思う。
室温も6℃台まで下がっていたのですぐストーブを点け、換気のため窓を開けると、景色同様空気も身に沁みるように冷たかった。
その時点の気象計の数値は1℃満たず、4時から8時半までの間は氷点下を記録していた。
この秋は初雪と冬日が一緒に到来したわけだ。
無論、この程度の寒さは真冬に比べれば大したものではないのだけれど、体感的には樹々が葉を落としてから白く装うまでの間が一番応える。
今年はその初雪が早かったわけで、この時間もうほとんど消えてしまったが、寒さは明日一杯くらいは居座りそうだ。