歩みののろかった季節もここへ来て歩調を速めたらしく、朝晩はかなり冷え込むようになってきた。
今朝、ベランダへ出るとぱらぱらと滴の音。
曇り空ではあったものの、雨は落ちておらず、露――というより霜が融けて滴っているのかと思いながら、少し外を歩こうと今度は表へ出たところ、白く装った蓼科山とともにしっとり濡れた道が目に入った。
半月ほど前に御岳の初冠雪は確認していたが、それに続いての蓼科山である。
路面の様子からすると、もしかしたらこの辺りにも雪がちらちらと降ったのかもしれない。
これからどのような冬がやって来るのだろう。