三日前、火曜日の雨は、蓼科山の上には雪となって降り、頂上部をまた白く染めた。
それが止んだ後は冷たい風が二日間吹き荒び、最後まで枝にしがみついていた落葉松の葉をすっかり落としてしまった。
そして今朝、起きてカーテンを開けると、暗い空からちらちらと雪。
この冬の初雪である。
写真にも映らない弱い降りがほんの一時続いただけで、積もりはしなかったものの、ほとんど日が差さなかったこともあり、気温は2℃に届かなかった。
先の蓼科山の初冠雪は、その後また少し暖かさが戻ったためすぐに消えてしまったが、今回のものはもしかしたら根雪となるかもしれない。
つい一週間ほど前には、まだ辺りに枯葉の色合いが残っていたけれど、それもほとんど見えなくなり、一年でもっともひっそりした景色に変わっている。