蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

Window 7 PCへの.NET Framework 4.8インストール

普段、音楽の大元の再生装置として、PC上のiTunesを使用している。

 

このソフトウェアに「重い」という悪名の冠されていることはご存じの通りだが、それでも最近の標準的スペックを具えたPCなら、ほとんど気にはならないように思う。

 

しかし今般、CPUがIntel ATOM N475、メモリは増設して2GBという、10年前のWindows 7マシンを久しぶりに立ち上げてみたところ、iTunesの重さが身に沁み、少なからぬストレスを覚えた。

 


そこで、代替品として、「動作が軽快で音質も期待できる」と評価の高い音楽再生・管理ソフトウェアである「Music Bee」のインストールを試みたのだが、「バージョン4.6.1以上の.NET Frameworkが必要」と弾かれてしまった。

 

確認すると、このPCに入っている.NET Frameworkのバージョンは3.5である。

 

そこで、必要に駆られて先ず.NET Framework 4.6.1を入れることにし、Microsoftのサイトからオフライン・インストーラをダウンロードしてキックしたものの、これもまた「証明書がどうのこうの……」ということで挫折してしまった。

 

 


ネットで調べてみると、この、.NET Frameworkのバージョン・アップはなかなかの曲者らしく、色々な情報が目に付き、その中から、先ずは素直に証明書の取得方法を参考に、これを行った上で再試行したのだけれど、遺憾ながら状況は変わらなかった。

 

そこでさらに調べた末、次の記事に出会い、そこに記載された方法を採ったところ、無事.NET Framework 4.8をWindows 7上へインストールすることができた。

 

qwerty.work

 

ここに記事執筆者様への感謝を記すとともに、備忘録として、その手順を以下にまとめておこうと思う。

 

なお、「4.6.1はどうした?」とのお声があるかもしれないので付記すると、実は、このバージョンのオフライン・インストーラを解凍しても、以下手順(6)におけるnetfx_Full_xYY.msi(YY=86 or 64)が含まれておらず、試しにsetup.exeをキックしてみたが上手くいかなかったのである。

 


.NET Framework 4.8インストール手順】

 

(1)Microsofotの公式ページから、.NET Framework 4.8のオフライン・インストーラ(ndp48-x86-x64-allos-enu.exe)をCドライブ直下にダウンロード。

 

(2)解凍先フォルダとして適当なものを作成。

 

(3)コマンドプロンプトを起動し、次のコマンドを実行してオフライン・インストーラの解凍処理をキック。
C:\ndp48-x86-x64-allos-enu.exe -x

 

(4)解凍先フォルダ選択ダイアログが表示されるので、[Browse]ボタンをクリックして解凍先フォルダを選択するか、ファイルパスを入力。

 

(5)フォルダ指定後、[OK]ボタンをクリック。

 

(6)解凍先フォルダ内にある以下のセットアップファイルをダブルクリックして実行。
32ビットOS:netfx_Full_x86.msi
64ビットOS:netfx_Full_x64.msi

 

(7)PCを再起動。

 


因みに、こうして.NET Frameworkを4.8へバージョン・アップした後、当初の目的であったMusic Beeのインストールも無事行うことができた。