Windows11へアップデートしたHPマシンに更新プログラムが降りて来たので、それを適用して再起動したところ、「アプリケーションを正しく起動できませんでした」とのエラーメッセージが、コード"0xc0000135"と共に現れてしまった。
それも二つである。
いつものように早速ネットで調べてみたが、「.NET framework」を利用するアプリが起動しなくなる不具合らしいということしかわからず、対応策も見当たらなかった。
念のため、コマンドプロンプトを管理者権限で実行(起動)し、"sfc /scannow"によりシステムファイルをスキャンすると、破損が見つかりそれは修復されたものの、上のエラーは解消されなかった。
当方で起動できなくなったのは、いずれもHP, Intelというハードウェアベンダーのアプリケーションで、システムの監視や最適化の類を司るもののようだが、体感的には特に不都合は感じられず、どのみち機能しないのなら、起動の度にエラーダイアローグを見せられても仕方ない――と、スタートアップにおいて無効化した。
これで確かにPC起動時の目障りはなくなったのだが、気持ちに引っ掛かりは残ってしまった。
その後、そもそも今般の事象は、まず間違いなく更新プログラムに起因しているのだから、こいつをアンインストールした方が良さそうだということに気付き、これを実行した上、先に無効化したアプリを復活させてPCを再起動したところ、エラーダイアローグは現れず、アプリも機能しているようだった。
ただ、PCの起動が若干遅くなったような気がしないでもなかった。
続いてその翌日、某ニュースサイトを眺めていると、この更新プログラムの適用によりアプリが起動しなくなる問題が取り上げられており、正式な(?)対応策も紹介されていたので、それならばと実施した結果、エラーの発生なく更新プログラムを当てることができたので、これについても備忘録を兼ねて記しておきたい。
その対応策とは、「.NET Framework 3.5」および「Windows Communication Foundation」を有効化することで、具体的手順は以下の通りである。
(1)スタートボタンなどから(プログラム)検索ボックスを出し、そこへ「Windows 機能」と入力して、右側に表示される「Windows 機能の有効化または無効化」をクリック。
(2)「Windows 機能の有効化または無効化」ウィンドウにおいて、「.NET Framework 3.5(.NET 2.0および3.0を含む)」「Windows Communication Foundation HTTP アクティブ化」「Windows Communication Foundation 非HTTP アクティブ化」の三つにチェックを入れ、「OK」をクリック。
※なお、これら三つに最初からチェックが入っている場合は、一旦チェックを外して「OK」をクリックした上で(2)を行う。
(3)「Windows の機能」ウィンドウにおいて、「Windows Updateでファイルを自動ダウンロードする」を選択。
※当方の実施環境では、このステップのダウンロードにそれなりの時間を要し、はじめは通信容量の問題かと思ったのだが、先にアンインストールした"KB5013943"のダウンロードとインストールも行われたことが後でわかった。
この処置の実施により、PC起動時のもたつきを含め、幸いすべての問題が解消したようだ。