蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

DENON(デノン) PMA-7.5―機能確認とクリーニング

正直なところ、今般入手したDENON(デノン)のプリメインアンプPMA-7.5については、その質感の安っぽさに落胆を禁じ得ないのだが、これも一つの縁、ともかく一通りの通過儀礼は済ませておこう――と、はじめに機能確認から実施した。

 

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先の記事に書いたように、同機は小音量では片チャンネルから出音せず、ある程度ボリュームを上げると鳴り出すということだったが、音源装置とヘッドフォンを接続して音楽を再生してみた結果、なるほどそれに間違いことがわかった。

 


前の二台のプリメインアンプ、トリオ(TRIO)KA-5300およびテクニクスSU-8055にも当初出音不良が見られたものの、PMA-7.5の症状とこれらの間には差異が見られ、原因も異なる感じである。

 

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具体的に言うと、トリオとテクニクスは音が出ても非常に不安定で到底聴くに堪えなかったのに対し、PMA-7.5は一旦出音すれば結構しっかりしているのだ。

 


これと同じ症状には確かどこかで遭遇したはず――とさらに記憶を過去へと辿って、それがビクターA-X900においてであること、さらにその時にはリレーの接点清掃で不具合が解決したことに思い至った。

 

そこで今回は、先ずはリレーのクリーニングを行い、仮にこれが奏功しなかったら改めて別の手を考えるという対処方針を立てた。

 


もちろん、この作業にすぐ取り掛かってもいいのだけれど、同機の何とも見栄えのしない姿を目にするとその意欲が失せてしまう。

 

そこでその前に一通り外観のクリーニングをしておこうとこれを行ったのだが、確かに全体に纏いついていたくすみは消えたものの、所々に散見される傷が妙に目立ち、これがために総合的にはほとんど改善は感じられなかった。

 


やはり抜本的に傷を何とかする必要がある、しかしそれを済ませた後に肝心の音の問題が解決しなかったら、折角の苦労出費が無駄骨となる――

 

こう考えるとこちらの方向へも踏み出せず、さてどうしたものかとしばし逡巡の末、素直に優先度の高い出音の正常化から着手することにした。

 


その詳細は稿を改めてご紹介しよう。