蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

NHK放送受信契約の解約

もう長らく、テレビ放送はほとんど見ていない。

 

それでも以前は、オリンピックやサッカーのワールドカップといった大きなスポーツイベントを眺めることはあったのだが、最近はこれらに対する関心も小さくなってしまった。

 


従って、テレビ受像機はDVD, VHSといったメディアやPCに格納された手持ちの映像を大画面で視聴するための単なるディスプレイと化していたのだけれど、「テレビ放送を受信可能」な状況には変わりなく、従ってNHKの放送受信料の支払い義務は継続していた。

 

その金額は、12か月前払いで確か1万3千円強。

 

この支払いが一回だけなら、「まあ仕方ないか、」で済ますこともできなくはないが、10年、20年と毎年繰り返されることを鑑みると、全くもってとんでもない徒費と言わざるを得ない。

 


という事実は前々から認識していたものの、虚偽の申告により法令に背いて解約するわけにもいかず、無論そのつもりもない。

 

しかし上の事実を思い起こすたびに、どうにも釈然としない気分が胸の底に蟠っていた。

 

 

 

 


そんな中、ネットを何気なく眺めていた時、チューナーレステレビなる機器を目にしたことを契機として、一気にこの問題の解決をみるに至ったのである。

 

このデバイスの存在自体は知っていたものの、従来の受像機をこれに切り替えたとしても、果してNHKが放送受信契約の解約に応じるだろうか、との疑念が強かったため、あまり深くは注意していなかった。

 

ところが今般、「チューナーレステレビ」に「NHK 解約」というキーワードを追加して改めて検索した結果、無事に解約できたとの情報が数多あり、これらに倣って同じく解約することができたのである。

 


もっとも、解約の前提となるのはチューナーレステレビ云々ではなく、あくまでも放送受信を不能化すること故、従来のテレビ受像機を手放すことが必要だ。

 

これを行った上で、次のwebページに記載されている番号へ電話をかけ、解約に必要な書類を送付してもらい、それに記入して返送したところ、3週間ほど経って返金処理がなされて手続きの完了を確認できた。

 

https://www.nhk-cs.jp/jushinryo/about_kaiyaku.html

 


ネット上の多くの記事にも述べられている通り、電話をかけてもすぐには通じず、当方の場合は10分ほど待たされた。

 

ただ、担当に繋がった後は、さすがに解約事由をあれこれ尋ねられはしたものの、特に解約を渋ったりするような雰囲気は感じられなかった。

 


その質問の一つに、従来機器の譲渡を証するものはあるかというのがあり、これは必須なのかと確認したところ、「必須ではないが、ない場合は解約書類へより詳細な事項の記入が必要――」といった返答だった。

 

当方の場合オークションで売却したため、その取引のメールおよびwebページのスクリーンショットを印刷して添付することで事なきを得た。

 


書類の返送から手続き完了までかなり時間の掛かること、およびそれについての通知のない点は不親切と言うべきだろうが、ともあれ滞りなく済んでほッとしている。