蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

給湯器(ボイラー)のエラー

午後、給湯器(ボイラー)を使ったところ、お湯が出始めて間もなく鎮火してしまった。

 

操作パネルを見ると、「E4」というエラーコードが表示されている。

 

しばらく開くことのなかった取扱説明書を引っ張り出して見ると、このエラーは燃焼不全を示すもので、その主な原因としては灯油切れが考えられるという。

 

しかし当方の場合、つい先日も灯油残量を確認し、まだしばらくは持ちそうだと考えたばかりなので、これは当てはまらない。

 

最も、残量計や送油管の不具合といったことあり得るので、完全に否定することはできないのだけれど、それは一先ず措き、他に原因はないかと考えてふと思い当たったことがある。

 

屋根からの大量の落雪により、既に室外機がほとんど埋没しているため、吸排気口だけは何とか確保していたのだが、新たに落ちた雪によりこれが塞がれてしまったのではないか――

 

そして、それを見ることのできる窓から外を眺めると、実際その通りの状況になっていた。

 


早速外へ出て、シャベルを手にまた雪の壁を登攀し、尾根を伝って問題の現場まで辿り着き、雪崩に埋まった室外機の発掘である。

 

先には、通気口という形で雪に穴を穿っておいたのだが、これでは吸排気に十分ではなく、口がわずかに狭まっただけでまた燃焼不全を惹起する可能性がありそうなので、今般は室外機の上面および前面20cmほどまで雪のない状態とすべく、結構な重労働となってしまった。

 


さらに、屋根に目をやるとまだ雪の残党が居座っており、この襲来を受けると今回のせっかくの作業が元の木阿弥となりかねなかったので、その防御として、確保した空間の上に簀の子を渡し、さらにその上にひっくり返したガーデンチェアを置いて防備に当てた。

 

20220228-給湯器のエラー

 

無論、雪崩の直撃を受ければ一溜まりもないのだが、その恐れはなく、一旦雪山へ落ちたものが崩れて来る形になるから、まず大丈夫だろう。

 

ただ、念のため、その崩れも極力少なくなるよう、雪山もかなり均しておいた。

 

これもまた一仕事。

 


この雪が消えるのは、一体いつになるのだろう。