蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

OTTO DCA-A15のノイズ問題(再発2)

この一週間、OTTO DCA-A15のノイズの状況を観察してきて、いくつかのことに気付いた。

 

その中で最も顕著なのは、以前のノイズが、最終的には電源を入れると同時に発生するようになってしまったのに対し、今般のものは、時に同じ事象となる場合もあるものの、多くは電源オンから10分程度経って響き出す点である。

 

そして、そのノイズの音質(?)についても、もちろん耳に不愉快なものには違いないのだけれど、以前に比べると若干角が取れたようで、わずかながら柔らかくなった感じがする。

 

さらに、もう一つ大きな変化として、以前はノイズが一旦生じると電源を切る以外にそれを治める方法がなくなってしまったのに対し、現在は、しばらく放置すると自然に鎮静化するようになっている。

 

20220129-otto-dcaa15

 


先に以下の記事に書いたように、今生じている問題は、ラウドネススイッチにその原因を持つ可能性が高いのだが、それに対しては手詰まりとなってしまっていることから、前に一度試みたものの奏功しなかった、半日程度の連続通電を今一度行ってみることにした。

 

lifeintateshina.hatenablog.com

 

その最初のものとして、深夜に電源を入れたところ、やはり10分後にノイズが出てて間もなく治まり、その後も間隔を空けて二三度同じ事象を繰り返したのちは安定した無音状態となったので、そのまま翌朝まで様子を見ることにして床に就いた。

 

そのまま静かに夜は過ぎたが、早朝、外が白み始めた頃、ジリジリジリといった異音に眠りを破られてしまった。

 

発生源は無論アンプ、しかし、ノイズの質はそれまでと全く違っており、刺激感はあまりない。

 

その点はいいのだが、反面、暫く待っても治まることなく、延々と燻り続ける。

 

仮に、これが室温の低下によって生じたのだとしたら、暖房を入れて暖かくしない限り鎮静化する見込みはないため、電源を落として再び寝に就いた。

 


次は、これより開始時刻を半日ずらし、昼前に電源をオン。

 

まず約10分後、例によってノイズの発生と鎮静を皮切りに前と同じ過程を辿り、夕方にやはりジリジリというホワイトノイズのようなものが現われ、30分以上継続。

 

これを聞き続けるのは不快なので、スピーカーからケーブルを外してもうしばらく待つことにし、さらに30分ほど経った後、ショートさせないよう注意してケーブルを繋ぎ直してみたところ、ノイズは消えていた。

 


そして、重ねて行った試行でも上とほぼ同じことが見られ、電源投入後60-90分間は、時折間歇的にノイズが生じるものの、その後は長らく静穏状態の保たれることが分かった。

 

となると、一時間から一時間半、長めのウォーミングアップを行った上で音楽を聴くようにすれば、ノイズに苛まれることなくそれを愉しむことができるわけだ。

 

音楽再生環境は他にもあることから、多少面倒ではあるけれども、OTTO DCA-A15を使う際は、当面この手でいこうと思う。

 

思いの外長く続いてしまったこの記事シリーズも、一先ず終了としたい。