去年の梅雨は本当に暗く長く、約二ヶ月間、ほとんど陽の光が見られず、毎日のように雨が降ったような記憶がある。
それに比べると、今年はそれなりに雨は来るものの、それが長く続くことはなく、陽射しに恵まれる日も適度に挟まれているので、気分的に遥かに過ごしやすい。
今日もその中休みに当たり、朝から明るい陽光が降り注いだ。
この辺りは、今が若葉が出揃って山の笑顔を感じる時季で、木漏れ日も実に清々しい。
梅雨が明けて短い夏の盛りを迎えると、山々は滴るような色を現し、九月の半ばには早くも粧いを始め、艶やかな姿をさッと見せて、やがて長い眠りに就く。
このまま天候が順調に推移すれば、今秋は久しぶりに見事な色合いを目にできるかもしれない。
これを書いていてふと気づくと、先ほどまで明るかった外が一転して暗く翳っており、風が強まるとともに遠くに雷鳴も聞こえだした。
日のあるなしで気温も大きく変わり、1, 2時間で5℃程度変動することも珍しくない。
日が長いこともあってか、睡眠の質が下がるのも、身体には少々応える。
せめて気持ちだけは音楽でケアしようと思う。
Phil Woods With Red Garland「Sugan」
01. Au Privave
02. Steeplechase
03. Last Fling
04. Sugan
05. Green Pines
06. Scrapple from the Apple
Mozart「クラリネット協奏曲 イ長調 K.622」
Karl Leister(cl), Neville Marriner(cond): Academy Of St. Martin In The Fields
第1楽章 Allegro
第2楽章 Adagio
第3楽章 Rondo: Allegro
「Mozartの出会った人々(5)―フランツ・ヨーゼフ・ハイドン」を別ブログへ上げた。