蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

大雨、一先ず小康

木曜日の夜から本降りとなり、丸二日以上続いた大雨は、漸く今朝から一先ずの小康となっている。

 

とはいえ、空――というより周囲は依然として雲に包まれたままで、時折ばらばらと雨が落ちてくる。

 

20210815-大雨の小康

 


山の斜面に建っている家ゆえ、河川氾濫の心配はない一方、土砂災害の危険は意識しないわけにはいかない。

 

実際、平成26年に広島で発生した災害を受けてであろう、その後実施された調査により、当地は土砂災害特別警戒区域(いわゆるレッドゾーン)に指定されてしまっている。

 

もっとも、その判定は主に斜度など地形状況によるものらしく、過去の事例等は考慮されていないのではないかと思われ、この後者に関して言えば、ここへ移る際に調べて見当たらなかったように記憶している。

 


数km離れた山の急斜面に見られる大きな崩落の痕は、いつの出来事なのか。

 

あれがここで起こったら一溜まりもない――とは常々思っているが、恐らく60度以上はあるであろう斜面でのことなので、それを必要以上に危惧するつもりはない。

 

ただ、懸念だけは忘れないようにしている。

 

 

人生において、期待したことは起こらない。そして憂慮したこともまた然り――と、誰かも言っていたと思う。