先週末から今週初めにかけての異様な暖かさの後も、例年に比べれば気温の高い状態で推移し、今日令和5(2023)年の大寒を迎えた。
前記事に取り上げた、屋根から垂れ下がった雪の帳は、案の定綺麗に崩れ落ちてしまった。
とはいえ、やはり寒さは大地をはじめとする万物にしっかり蓄積しているのだろう、暖房を入れてもなかなか家の中が暖まらず、またそれを切ると途端に室温が下がってしまう。
そして予報によるとこれから厳しい寒さの日が暫く続くらしい。
春への里程標としては、立春という明確な一つがあるが、それの立つ二月の頭はこの辺りではまだまだ冬真っ只中で現実感に乏しい。
それよりも、十二月上旬に先ず日の入り時刻が遅くなり出し、次いで冬至を迎えて夜昼の長さが逆転、さらに年が明けての日の出時刻も早くなり始めた後、大寒の頃の寒さの峠を越えれば――という道程を一つ一つ意識することで春の近づきを感じる。
来週の寒波が雪を伴うか否かは予報により分かれているが、懸念した通り現在道路は一面氷結という最悪の状況ゆえ、これをすっかり覆うくらい降って欲しいところである。
年明け以降ほとんど使用していなかった薪ストーブに最後の活躍をしてもらうべく、明日にでも残り少なくなった薪を運びあげておこうと思う。