蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

雪帳

年末に大雪が降ったものの、その後は落ち着いた天気が続いている。

 

しばらく降雪のなかった時は路面の雪が磨かれて氷と化し、車の走行、歩行ともかなり神経を使う必要があったが、幸いそこへ新たに数cmくらいずつ、何度か積もってくれたおかげで現在は比較的良好な状態となっている。

 

しかし、予報によるとこの週末にかけては日中かなり気温が上がる一方、朝晩の冷え込みはそれなりに厳しいようなので、先行きには些か不安を禁じ得ない。

 


そんな中、屋根に積もった雪がずり落ちてきて珍しい様子を見せている。

 

雪が軒からはみ出して庇のような形となる現象は、雪庇という言葉のあることからもわかるようによく見られ、当方もその例に漏れず以前画像とともに記事にも書いたはずだが、今般、その雪庇が折れることなくほぼ鉛直下方へ垂れ下がり、まるで帳(とばり≒カーテン)のようになっているのだ(網戸越しの撮影は、結露が凍結してベランダへ出る窓が開かないため)。

 

20230111-雪帳

 

これは恐らく、雪の粘性に加え、陽射しのある日中と朝晩の気温差による氷化が絶妙に起こったためだろう。

 

実際、上の画像は西側の屋根を写したものだが、東側はもうだいぶ前に雪庇がすべて崩れ落ちてしまった。

 


少々珍しいというだけで、別段瞠目するようなものではないけれど、今週末の陽気に果して持ち堪えられるかどうか、正直気になっている。