蓼科高原日記

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ベランダの塗装―欄干

昨春、ベランダの塗装を行おうとしてニスを購入したものの、先延ばしを何度も繰り返している内に時期を逸してしまった。

 

その一年越しの課題を片付けるべく先日から機会を狙っていたところ、昨日の朝から良く晴れて気温も上がったので、今日その作業を実施した。

 


主眼はベランダの床なのだが、ここへ移って来て間もなく同じ所を塗装した際に使用したニスが少し残っており、これを使い切ってしまいたいとの考えから、先ずは欄干を塗ることにした。

 

何分十五年前の塗料、しっかり密閉した上暗冷所に保管していたので大きな変質はないとは思うものの、果たして使えるのかどうかという少なからぬ不安は禁じ得ず、手間暇かけての作業の末、剥がして塗り直し――などとなっては悲しいので、サンドペーパー掛けといった下地作りは端折り、雑巾でざッと拭いた後、直ちに塗りに入った。

 

物は試しというところである。

 


刷毛で撹拌したところでは特に粘度が高まっている感じはない一方、液の色が濁っているような気がしないでもない。

 

しかし目立たない所に少し塗ってみるとニスらしく透明になったことから、大過はないだろうと本作業へ移行した。

 


直射日光を受ける部分はやはり木地に毛羽立ちが出ており、下地作りをしなかったためニスの乗りが良くない。

 

しかし細かいことは気にしないことにして塗装を続け、小一時間で作業を終えた。

 


塗ったのは太陽輻射と降水に対する有効断面積の大きな(すなわち両者の影響を強く受ける)部分、欄干の横の主柱と、それと床面との間に渡された斜めの副柱で、垂直部は今回除外。

 

ニスの変質により乾燥しなかったら――との懸念も無きにしも非ずだったが、幸いこれは杞憂で、実際はすぐに乾き始め、夕方までにはすっかり済んだ。

 

その結果、塗装前は手で撫でると何となくふにゃりとした感のあった木肌がしっかりした肌触りへと変わり、ずっと頼もしくなっていた。

 

20230428-ベランダの塗装―欄干

 

実際の色合いは上の画像よりも黄色っぽいが、パインカラーとしては特に変な色合いではないだろう。

 


次回は去年調達したニスでの床塗りという本作業。

 

ただ、明日は夕方から天気が崩れるとの予報なので、これは来週になりそうだ。