一昨日の夜からぐッと気温が下がった。
今日の未明には氷点下へ落ち込むのではないかと思っていたが、今朝、気象計のデータを確認したところ辛うじてプラスを保っていた。
しかし近日中にこの境界を超えることは間違いない。
この季節の進みは、周囲の風景にも当然現れている。
今夏もまた日照が極めて少なかったため、樹々のあざやかな色付きは期待できそうもないと考えていたが、あいにくこの予想は当たり、大分装いを凝らした現在も、思わずはッとさせられるようなことはなく、中には既に枯れ色を見せ始めている個体も目に付き始めた。
それでもこの辺りは今がもっとも華やかな時季、緑から黄を経て紅葉へ至るグラデーションや青空と黄葉のコントラストなどに出会うと、自然の営みの奥深さを覚える。
景色が白装束を纏うのは、今年はいつ頃だろうか。