蓼科高原日記

音楽・本・映画・釣り竿・オーディオ/デジタル機器、そしてもちろん自然に囲まれた、ささやかな山暮らしの日常

音楽・オーディオ

SONY SS-G333ES―開梱時の失敗

出先のリサイクルショップで購入し、発送してもらった往年のスピーカー、SONY SS-G333ESが届いたものの、先の記事に書いたように、まだ玄関までのアプローチは雪に覆われており滑りやすく、この大物を抱えて辿るのは危険なため、大事を取って配達してくれた…

スピーカー SONY SS-G333ES―機種選定から入手まで

大物のオーディオ機器が我が家へやって来た。といっても、それは価格についての評価というより、文字通りサイズにおける大物、SONY製スピーカー「SS-G333ES」である。従来、当家にあった最大のスピーカーは、公称27cm径のウーファーを具えたDIATONE DS-66EX…

ベートーヴェン(Beethoven)全集

ベートーヴェン全集、CD100枚組を購入した。私の聴く音楽のジャンルはジャズとクラシックのみ、さらにそれらの中でも範囲はごく限られており、ジャズはほとんどが1950年代後半の、いわゆるモダンジャズ黄金期のもので、クラシックの方は、基本的にモーツァル…

OTTO DCA-A15のノイズ問題(再発2)

この一週間、OTTO DCA-A15のノイズの状況を観察してきて、いくつかのことに気付いた。その中で最も顕著なのは、以前のノイズが、最終的には電源を入れると同時に発生するようになってしまったのに対し、今般のものは、時に同じ事象となる場合もあるものの、…

OTTO DCA-A15のノイズ問題(再発1)

以下の記事において、プリメインアンプOTTO DCA-A15の右チャンネルの出力不良(無音)が解消したと思ったら、同じ右側からのバリバリバリという酷いノイズが再発してしまったことをご紹介した。そもそも、今般の変化は、ラウドネススイッチへ接点復活剤を噴射…

OTTO DCA-A15の出力不良問題

OTTOのプリメインアンプDCA-A15の右チャンネルから音が出力されなくなって半月が経過した。この間、手を拱いていたわけではなく、その原因についてあれこれ調べてみたのだが、遺憾ながら「これ」といったものを見出すことはできなかった。VICTOR A-X900の時…

SONY TA-F555ESXの仕様と音質

SONYのプリメインアンプTA-F555ESXを中古で入手し、鳴らし始めてから一ヵ月が経過した。もうリハビリも済みほぼ実力を発揮していると考えられるので、例によってその仕様と、音質に対する個人的印象をご紹介したいと思う。何しろこのTA-F555ESXは、プリメイ…

OTTO DCA-A15のノイズ問題(2)

先に以下の記事に書いた通り、OTTO DCA-A15に生じる凄まじいノイズは、通電および使用をしばらく継続するリハビリテーションでは残念ながら改善しなかった。そこで次に、素子の劣化などがないかを確認すべく、筐体の蓋を開けてみることにした。OTTOのすべて…

OTTO DCA-A15のノイズ問題(1)

今般入手したOTTOのプリメインアンプ「DCA-A15」にバリバリという酷いノイズの生じる問題を何とか解消したい―そうは思うものの、悲しいかな電気工学の知識も技術も経験も持ち合わせていない身には何をどうすればよいのか見当すらつかないため、取り敢えずネ…

プリメインアンプ OTTO DCA-A15

OTTO(オットー)製プリメインアンプDCA-A15と聞いて、「ああ、あの製品か、」と頭に浮かぶ人は、ほとんどいないに違いない(現在ではOTTOそのものが消滅してしまっているので、これをご存じない方のために一言すれば、三洋電機のかつてのオーディオブランドの…

ソニー TA-F555ESX―出音機能の確認と操作感

さて、いよいよ最も気掛かりな機能面の確認だ。音源のPCおよびスピーカーを接続した上、TA-F555ESXの本体に相応しくかなり太い電源ケーブルをコンセントへ挿し、少々緊張して電源ボタンを押した瞬間、天井の照明が一瞬暗くなった。これも本機の電源部が如何…

SONY TA-F555ESX―初見の印象・クリーニング

今般入手したプリメインアンプ、SONY TA-F555ESXも中古品ゆえ、実際に手にしてみるまでさまざまな懸念があった。状態の説明としては、「通電のみ確認・動作は不明」とのことだったが、掲載されていた画像では電源のパイロットランプが緑色に点灯しており、プ…

プリメインアンプ SONY TA-F555ESX―機種選定から入手まで

またしてもオーディオ機器が一つ増えてしまった。SONYのプリメインアンプ、「TA-F555ESX」である。例によって、この購入の契機は、現在我が家で音楽を聴かせてくれている機器に不満があったわけでも、それらの一部が機能しなくなったためでもない。いわゆる7…

ALR Jordan Entry Sの仕様と音質

ALR Jordanのスピーカー「Entry S」を鳴らし始めてから2ヵ月強が経過し、ほぼその本領が発揮されるようになったと思うので、ここで本機の仕様および音質の印象をご紹介したい。先ず、仕様について言うと、過去の記事「スピーカー ALR Jordan Entry S」にも書…

JBL Stage A120での異音

ふらっと立ち寄った中古CDショップで、一枚買った。自分の聴きたい楽曲は既にほとんど所有していると思っているので、CDの入手自体久しぶりのことだが、さらに実店舗での購入となると、この前がいつだったかさえ記憶に残っていない出来事である。今般新たに…

TEAC TD-X300iの問題――発生と解決

AIYIMAの真空管プリアンプと繋いでいるTEAC TD-X300iで音楽を再生したところ、いつもと同じボリュームレベルにしているのに音がかなり小さい。一瞬、おや?と思った直後、その理由はすぐにわかった。右のスピーカーが鳴っていないのである。初め、前例のある…

TANNOY(タンノイ)・Revealの仕様と音質

この夏、中古で入手したものの、当初は思ったように鳴ってくれなかったTANNOY(タンノイ)のニアフィールド・モニタースピーカー「Reveal」。そこに変化の兆しが見えてから二ヶ月が経過した今、本機は見違えるような変貌を遂げ、何ら不満のない音を聴かせてく…

スピーカー ALR Jordan Entry S

また1機種、スピーカーが増えた。ALR Jordanの「Entry S」である。この小型――超小型と言ってもよいかもしれない――スピーカーに対しては、以前から興味があり、オークションをはじめとする中古市場は定期的に眺めてきたのだけれど、それなりの値で出た時に限…

ダイヤトーンDS-66EXの張り替え用エッジ

7月下旬に入手したスピーカー「ダイヤトーン DS-66EX」は非常に良い音を聴かせてくれている。これが手元に届いた時、ウーファー・エッジに硬化が見られたため、まず数日の間に集中して5回ほど軟化剤を塗り、さらにその後、2週間、3週間の間隔をそれぞれ空け…

TANNOY Revealに変化の兆し

先に以下の記事に書いたように、今般中古で入手したTANNOY Revealには、そのクロスオーバー周波数である3KHz近辺の音に落ち込みがあるらしく、中高域が詰まった感じに聴こえるという問題が現前していた。そこで、効果の有無は定かでないものの、エージング、…

スピーカーなどオーディオ機器に対するエージングの効果

ここ一週間、「TANNOY Reveal」を毎日1時間ほど鳴らしているが、以下の記事に書いたこのスピーカーの問題、すなわち、3KHzというクロスオーバー周波数辺りの中高域が弱いらしく、一部楽器の音像が頭の閊えたように聴こえる点には、何らの変化もみられない。…

タンノイ・Revealの問題と対処(2)

(承前)スピーカーを重ねて置けば、共鳴して音がおかしくなるのは当たり前――との声が聞こえて来そうである。いや、それくらいのことは知識として持ち合わせているし、理解もしているつもりだ。だからこそ、DS-66EXに切り替えてその音の確認を行ったのである。…

タンノイ・Revealの問題と対処(1)

今般入手したタンノイ・Revealのクリーニング(入力端子への接点復活剤塗布も含む)を済ませ、予定していた通りダイヤトーン・DS-66EXの上に設置してアンプと接続して、音出し確認をしたところ、幸い無事出音はされたのだが、ほッとしてその艶姿を眺めると、左…

スピーカー TANNOY Reveal

つい二週間ほど前にDIATONEのDS-66EXを入手し、そのメンテナンスやセッティングが一段落ついたばかりだというのに、また1セット、スピーカーを購入してしまった。これも最近手に入れたプリメインアンプ、VICTOR A-X900は二系統のスピーカー出力端子を具えて…

Bluetoothスピーカー harman/kardon Onyx Studio

暫くサイドボードの飾りとなっていたBluetooth接続のワイヤレス・スピーカー「Harman/Kardon Onyx Studio」を久しぶりに鳴らしてみた。これは元々、某大手キャリアのスマートフォン販促の一つとして、「SHARP AQUOS CRYSTAL」とセットで提供された際に入手し…

ダイヤトーンDS-66E・ウーファーユニットの中心ずれ

先に以下の記事にも書いたように、今般中古品として入手したスピーカー「ダイヤトーンDS-66EX」には、右ウーファーユニットに少々気になる点がある。コーン(振動板)がフレームの中心から少し左へずれているらしく、これが原因で右半周はエッジが伸び、反対に…

ダイヤトーンDS-66EX 音質の印象

破れを補修した後で二度目の軟化剤塗布を行ったダイヤトーンのスピーカー、DS-66EXのウーファー・エッジは、さらに少し硬化が和らいだようだ。これなら本格的に鳴らしても問題ないだろうと考え、本運用のセッティングを実施した。従来のスピーカーは和室の地…

ダイヤトーンDS-66EXの修理結果

ダイヤトーン・DS-66EXのウーファー・エッジの破れに補強材を貼付してから24時間が経ったので、その結果を確認した。接着剤の乾き具合に何ら問題はない。そして肝心の、補強材を貼った箇所の状態はというと、さすがにエッジの素の部分に比べるとやや硬い感じ…

DIATONE DS-66EXの修理(エッジ破れ)

DIATONE DS-66EXのウーファー・エッジに軟化剤を塗布してから24時間が経過した。およそこの時点で最大効果が出るということだったが、期待した劇的な改善は遺憾ながら見られていない。恐らく、ビスコロイドの状態が相当悪くなっていたのだろう。再度軟化剤を…

DIATONE DS-66EXのメンテナンス(エッジ硬化)

エッジの軟化剤が届いたので、早速DIATONE DS-66EXのウーファー・エッジに塗布してみた。これに際しては、コーンへの付着を避けるべく、次のような塗り方が推奨されていたので、それを踏襲した(付いてしまった場合の影響については不明)。まず、スピーカーを…